詩|ガラスの迷路

重箱の隅を集めたような心をしている
その迷路のように曲がりくねった試験管に、爪楊枝が全くと言っていいほど届かない
よくここまでこれたなと思うほどに垢が腐った匂いがする
なのに取り出せない
そこに見えているのに言葉に出ない

優しさなんかいらない
わかるでしょ?
誰でもいいから私を壊して



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