関係学舎

南長井のSENNから始まった、関係案内所・関係人口について考え・実践する人たちが集う学…

関係学舎

南長井のSENNから始まった、関係案内所・関係人口について考え・実践する人たちが集う学舎。

マガジン

  • 関係案内所をつくる

    北海学園の「観光経済論」で行っているグループワークの内容を公開しています。

  • 宿主ノート~関係台本~

    関係学舎を巡る冒険を脚本家目線でお届けする宿主の記録。

  • 関係ノート~SENNを巡る冒険~

    南長井(山形県長井市)にある「SENN」を訪れた人がリレー形式で紡ぐ関係の物語。

最近の記事

「関係案内所」もみじ

メンバー:石川 快、高橋 優誠、水口 由菜、渡辺有咲 はじめに  我々は2023年度の山崎翔講師による観光経済論を履修し、受講者から無作為に決められた関係案内所(グループ)「もみじ」である。  以下は、本講義を通して考えた「関係案内所をつくること」とは何かについて考えたものである。 授業を通してみえてきた「関係案内所」  そもそも「関係案内所」とは何だろうか。この授業を履修し、ガイダンスでこの言葉を初めて聞いたときは、一体何を指す言葉なのだろうかとぼんやりしたまま授業

    • 関係案内所「漢宿」

       私たちの関係案内所である「漢宿」の名前の由来は、メンバー4人ともが男であるという共通点からつけた名前である。男の魅力である楽しませる、ということについての覚悟を「漢」という言葉で表現し、地元の仲間や気心の知れた人と泊まるときのように、普通の宿泊施設では味わうことのできない楽しさを体験してもらおうという意味が込められている。外国のパーティーのような、誰とでも仲良くなんの隔たりもない場所をイメージしている。 ここからは私たち漢宿の関係案内所の概要について述べていく。  1つ

      • 「無愛着荘」が行きついた「関係案内所」

         「関係案内所をつくる」。これは観光経済論という授業が始まったときから我々学生らに課されている大きなテーマである。全 15 回の授業に加え、授業外でのグループワーク(対面とオンラインで実施)にも取り組み、「関係」とは何か、「関係案内所のあるべき 姿」など関係案内所についてたくさんのことをメンバーと話し合い考えてきた。本稿では 「関係案内所をつくる」というテーマのもと全 15 回の授業とグループワークを通して、「無愛着荘」が行きついた結論をまとめていきたいと思う。「無愛着荘」。

        • ねずみ荘

          ねずみ荘の由来〜 まず初めに、私たちのグループ名であるねずみ荘の由来を述べていく。私たちのグループで、最初の自己紹介をした際に、共通点が、最近パソコンのマウスを買ったということであった。そこで、マウスをそのまま日本語に訳し、それを関係案内所風の言葉である荘をつけて、ねずみ荘となった。私たちはそこから同じゲームをすることになり、それを通して交流を深めていった。 私たちの関係案内所についての考え〜 グループで関係案内所とは何か?を話し合った際、一人一人別々の意見が出た。さまざま

        「関係案内所」もみじ

        マガジン

        • 関係案内所をつくる
          12本
        • 宿主ノート~関係台本~
          6本
        • 関係ノート~SENNを巡る冒険~
          13本

        記事

          私たちの関係案内所

          メンバー: 清水秀斗、佐藤広規、阿部勇希人、石川隼乃介 (1)「関係案内所をつくること」について ◯ 石川  関係案内所の存在意義について、①観光案内所と関係案内所の違いと②地域経済の維持の2つの視点から考えた。 ①観光案内所と関係案内所の違い  講義"観光経済論"では、観光案内所と関係案内所のそれぞれの意味について以下のようにまとめていた。  本講義の内容的に観光案内所の説明においては若干悲観的に捉えられているが、観光案内所と関係案内所を比較したときに、よく世間

          私たちの関係案内所

          天神【関係案内所をつくること】

          著:大島・木村・金城・古室 グループ名(天神)の由来グループ発足の経緯 私たちは、観光経済論という講義を受講している。講師の山碕さんには申し訳ないのだが、興味があって講義を受講したわけではない。全員が大学を卒業するために必要な単位を取得するために、たまたまちょうど良い時間で開講している科目が、観光経済論だっただけなのだった。 最初の講義で山崎さんは、こう言った。 「この講義では普通の授業はしない。グループワークに重点を置いて進めていく。そして、最終的には関係案内所を作っ

          天神【関係案内所をつくること】

          現代社会における自由とは何か?

          A グループワークを終えて感じたことは、Free宿は自由なグループではなく、自由がすきで自由を求めているグループだということだ。しかし開放的な空間を望むのは私たちに限ったことではなく、基本的に誰もが自由を求めている。Free宿のメンバーは、自由を求めて決まったレールの上を外れて、誰かに導かれた形式にとらわれずに生きている人たちの集まりだと感じた。棧敷君は自分の車で旅に出て、北海道の色々な地域について知っている。決まった場所に居続けるのではなく、旅を通して刺激を受けることで、

          現代社会における自由とは何か?

          デモスケッチ(2023.12.22)

          デモスケッチ(2023.12.22)

          デモスケッチ(2023.12.15)

          デモスケッチ(2023.12.15)

          デモスケッチ(2023.12.08)

          デモスケッチ(2023.12.08)

          第4話 北海学園とSENNをつなぐ関係案内所

           皆さん、約1カ月の集中的なグループワークお疲れ様でした。私の事前講義が不十分だったこともあり、戸惑いながらのグループワークだったのではないでしょうか。私個人のことについてお話しすると、12/8、15の対談でもお話ししたように、常に「就活」、「インターンシップ」など次の時間が入り込んで、通過地点になった大学に「いる」時間について、皆さんと実感を伴いながら考えてみたいと思い、観光経済論の授業を手探りでつくっています。  事前のシラバスには、グループワークの最終成果として「北海学

          第4話 北海学園とSENNをつなぐ関係案内所

          第3話 動くことが正義ではない

           12月8日の授業には対面で大村君を迎え、翌週15日はオンラインで森君を迎えて対談を行った。受講生は書記やオーディエンスというかたちで、その場に参加してもらった(15日の授業では一部の学生に、直接森君と会話してもらった)。学生にとって、それはゲストハウスのラウンジで、直接会話には参加しないけれど、旅人同士の会話が聞こえている状態、あるいはラジオのリスナーに近い状態だったのかもしれない。  12月8日~15日の授業の合間には、学生の各グループ(「焼き鳥男子(仮)」「もみじ」「ね

          第3話 動くことが正義ではない

          第2話 名前のない展望台ー「関係案内所」と「つくる」の関係

           先週の授業「大村航太郎解体新書ー人生の頂はどこにあるか(人生の頂に関する対話)」を終えて、私(山崎)は大村君と宮崎君と富良野へ旅に出た(詳細は「都市と地方を行ったり来たりー学友っていいもんだ(仮)」を参照されたい。※後日執筆予定)。  対談では、大村君の高校や大学時代の話を聞きながら、自分のことを考えていた。まさに「対話」がそこにあった。目の前の対話に集中しすぎて、オーディエンス(受講生)のことを忘れ、気がつけば、授業時間が終了していた。二人の個人的な話が多かったので、受講

          第2話 名前のない展望台ー「関係案内所」と「つくる」の関係

          第1話 人生の頂に関する対話

           今週の12月8日(土)に大村航太郎君が札幌に来てくれる。大村君は、長井市で地域おこし協力隊として活動していて、私が出会ったのは2022年の4月だったと思う。2023年5月から同協力隊に着任した森和磨君が初めて長井を訪れたとき、JAN(日本・アルカディア・ネットワーク株式会社)の高橋直記さんが引き合わせてくれたのだと思う。  当時、森君は学生としてどのように長井と関わっていくかを考え始めた段階だった。だから、その先輩として大村君が適任だったのだろう。大村君は、大学在学中、偶

          第1話 人生の頂に関する対話

          地域おこし協力隊活動レポート(2022年4月~2023年7月)

          (下記は、2023年7月に山形県長井市に提出したレポートを原文そのままに掲載したものである。) 1.地域おこし協力隊着任の背景1-1 地元の担い手の背景にある祭り・観光・教育  筆者が長井を訪れたのは2016年に遡る。きっかけは、2011年から同市西根地区で開催されていた「ぼくらの文楽」の調査研究のためであった。当時、ぼくらの文楽は、若い世代を中心に広まり始めていた「フェス」のローカル版として注目を集めていた。  筆者の研究テーマは地元の担い手の継承・創出である。それは、現

          地域おこし協力隊活動レポート(2022年4月~2023年7月)

          デモスケッチ(2023.11.17)

          デモスケッチ(2023.11.17)