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【人の不機嫌を分解する】

占いのお仕事をするとき、恋愛の相手だけでなく、家族や身内の方の「こころもち」を知りたいと、ご相談いただくことがあります。

ご相談相手ご本人だと、率直に複数のタロットカードを組み合わせて、状況や感情、思考の方向など、多角的にお話をさせていただきます。

そして、ご本人以外の方のことを占うときは、できるだけ「占いのせい(占いの責任)」にするように仕向けます。
「僕の見立て」というよりは、「そもそも占いでは」というスタンスのほうが、より客観視することができる。


例えば先日、ご相談者の方ご本人のお母様について、心配事があると相談いただきました。
・体調面
・急な気持ちの落ち込み
・不安がる母を満たす方法
こんな内容が、主だったかな。


体調面に関して、医学的なことや具体的な対処を、占い視点でじかに申し上げるわけにはいかないので、体調面と急な落ち込みの関係性を、そもそもの「お母様のキャラクター」を占い視点で知るところから、お話を進めます。
ご相談者ご本人が気が付いていない「お母様のキャラクター」が、具体的に分かったほうが、「不安がる母を満たす方法」も見つけやすくなるんじゃないかな、ということで。

ひとのキャラクターを紐解くとき、ぼくは「分解」してお話しします。
複数の生年月日を用いた「運命術」を用いることで、見える角度が変わるわけですね。

・意思の働き方(気持ちの向け方、モチベーション)
・感情の備わり方(感情の気質、怒りをため込むとか、落ち込みやすいとか)
・見栄の部分(建前)と本音の部分
・考え方の傾向
・感情と精神と行動の兼ね合い(思っていることと行動していることのギャップ)

こんなことを、まとめておしゃべりしながらお伝えします。
※ひとによっては、ひとつひとつ紐解くように順番にお話しすることもあるのですが、ご相談相手によっては「具体的な対処法」へ結び付けられる「手法」優先に鑑定内容を求められるときには「おしゃべり」。

おしゃべりしながら、ご相談者ができそうなことを「鑑定結果」とすりあわせながら、いっしょに「見つけて」いきます。
※僕のほうで具体策をサッサと伝えると、ご相談者さんの「できる・できない」という実感を置いてけぼりにしちゃうので。

「お母様のキャラクター」を「手法」とすりあわせながらおしゃべりするうちに、自分らしいやり方を「(自主的に)見つける」ことができると、自信をもってお母様に向き合えるみたい。
体調面や急な気持ちの落ち込みも、そんな「お母様のキャラクター」をうかがい知ることで、「うちの母だから」とご相談者さんが「気持ちを割り切れる」落としどころが見つかるようになる。
※医学的なことや対処は専門家にお任せしちゃえばよいでしょう。



ひとの「こころもち」は複雑です。
ひとくくりには、なかなかできない。
だからこそ、複数の「運命術(生年月日を基にした占術)」を用い合わせることで、わかりやすく「心のパート」を切り分けて、それぞれ対処できる理解を深めたらいいんじゃないのかな。


受験生を持つ親御さんから、子供ちゃんのご相談を受けるとき、普段うかがい知ることのできない「お子さんの心理面」を浮き彫りにすることができたりします。
親御さんでも「気が付かなかった」受験期間のお子さんのこと、この機会に知ることで、なんでも「受験の役に立つ」とのこと。
面接なんかで「自己アピール」するのでも、「志望理由」を書くのでも、「知っておく」ことができると楽ちんなんだろうな、なんて思います。

ぼくも自分の子供をほめるとき、そんなわが子の生年月日、ちょびっと意識して「ほめ方」を工夫していたりして。
そんな「占い」に感謝。

イベントでの鑑定では「生年月日」見ないけど、ぼくの占いを楽しんでいただけたらと思います。
2月のスケジュールをホームページに掲載してあるので、ここでシェア。


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