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そばにいる人

緊急事態宣言が明けてこのところ、経営者や著者などとようやく直接会って話せる機会が少しずつ増えてきた。これは本当に嬉しいこと。

久しぶりに会う方々と、このコロナ禍にお互い何を考え、何をしていたかという話になることも少なくない。
そしてその中で、さすがに今回は精神的にやられそうだったという話の流れになったりもする。
わたし自身ももれなく、昨年の3月に2週間ほど、そして決算の数字をまとめる中でも、気持ちがかなり滅入った。

そういう時は怖いもので、視野が狭くなり、間違った判断をしてしまいがちになる。
振り返るとあの時、そしてその後も、不安に駆られる自分を「あなたが向かうのはそっちじゃない」と諭してくれたのは、スタッフであり、著者であり、家族だった。

自分の周囲にイエスマンばかり置いてはいけないとは、人生の先輩達が何度も教えてくれたこと。
それでも、苦しい時に共感、同意してくれる人がそばにいると、精神的に逃げ場ができる。
わたし自身は、手放しですべてを受け入れてくれる方々、そして、厳しくわたしを指摘してくれるスタッフ、
それぞれにこのコロナ禍、救われたように思う。

その人を知りたければ、その人の周りの人を見ればいいとはよく言われること。
経営者の周りがイエスマンだけでも、逆にノーしか言わない人ばかりでも、それは経営者の不安の表出のような気がする。
なのでこれからも、センジュ出版のそばにいてくれる、この会社を受け入れてくれる人と徹底的に細かいところまで指摘してくれる人と、それぞれを大切にしていきたい。


あなたのそばにいる人は、どんな顔していますか?
あなたは肯定されていますか?
あなたは否定されていますか?
いま、あなたの心はイエスとノー、どちらを求めていますか?
そして、もしそのどちらかしか選べない状況にあるのなら、
その感情はどこからきていますか?

そんな対話を今度、ゆっくりご一緒させてください。

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