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人材会社の経営者が、新社会人へ伝えたい3つのこと

はじめに

 今日から社会人ですね。このnoteを読んでいる方は、今日から始まる社会人人生をより良いものにしたいと思っているんだと思います。そんな読者の方が、働き始めてからも読み返して「仕事を頑張ろう!」と前向きになるようなことをお伝えできればと思います。(※今後も修正を加えていく予定です。)

1.初心を忘れないこと

 色んな思いを持って今の会社を選んでいると思います。内定承諾した時の気持ちや「なぜ今の会社を選んだのか?」「何を目指しているのか?」を忘れないでください。仕事は、自分の人生を充実させるための手段です。目的(初心)を大事にすることで、大変なことや辛いことがあっても、乗り超えることができますので、大事にしてほしいなと思います。

 しかし、残念ながらほとんどの人が目的を忘れていきます。なぜなら、目的を叶えることは簡単ではないからです。仕事を楽しんでいる大人は少ないと言われていて、人材会社などがよく使う「仕事を楽しんでいる人は6%しかいない」というデータもあるくらいです。(本当は、熱意のある社員が6%であり、他のデータを漁ると半分くらいの人は幸せに働けているというデータも出てきたりします。)

 でも、諦めないでください。目的に向かって頑張っていれば、確実に近づいていきます。近づいていくことや近づく過程での成長に喜びを感じられますので、目的達成という結果ではなく、過程を楽しみましょう

 初心を忘れないようにとお伝えしてますが、目的を変えるのは全然ありです。当初の目的よりも魅力的な目的が見つかった場合、しっかりと乗り換えて、新しい人生を歩みましょう。その際は、転職も視野に入っていると思いますが、前向きな転職は人生を豊かにしてくれると思います。

2.環境のせいにしないこと

 社会に出ると、想像していたよりもキラキラしていません。楽しいことばかりじゃないし、大変なことやつまらないことがたくさんあります。自分が欲しいなと思っていたものが、簡単には手に入りません。

 年間何百万円ももらえるのが仕事です。普通に考えたら楽しいわけないのです。楽しければ、大学行かずに働く人がたくさんいるはずです。大学を辞めて働き始める人がもっと多いはずです。でも、そんな人は少なく、周りの大人を見ていても楽しそうに働いている人はほとんどいません。仕事は簡単に楽しめるものではないのです。でも、大変だからこそ大きな価値があるのが仕事です。

 そんな大変な仕事ですが、環境のせいにしないでください。他責にしたところで、短期的に自分の心が守られるだけで、学びも成長もなくなります。他責にはほとんど価値がないのです。常に自責思考で、自分ができることにフォーカスをしていきましょう。そうすることで、自分の成長を感じられたり、チャンスが舞い込んできたりします。

 成功している人や尊敬できる先輩などは、ほとんどの人が自責思考だと思います。何があっても、「自分に何ができるか?」と自責思考で考えて、仕事を進めていきましょう。

 自責思考がすごく大事だと書きましたが、1点だけ注意です。自分を過度に追い込んだり、メンタル面を壊すことは、避けてください。自責思考はすごく大事ですが、それよりも大事なのはメンタルです。病まないラインを保つために、他責が必要であれば他責を使いましょう。

3.仕事を楽しむ最大のコツ

 仕事を楽しむための最大のコツは、5年間頑張り続けることです。すごくシンプルですが、かなり効果的です。とにかく5年間、苦しくても辛くても、頑張り続けてください。仕事と向き合い続けてください。そうすれば、仕事ができるようになるし、仕事を好きになります

 部活を想像してみてください。例えばですが、野球部の人ってほとんど野球好きですよね。でも、日々の練習がすごく好きな人はほとんどいません。楽しい時間が少ないのに好きって不思議ですよね。では、なぜ好きなのか?それは、頑張り続けたからだと思います。頑張り続けることで、成長したり、結果が出た喜びを感じられたりします。また、数年間頑張ることで愛着が湧いてきたりします。母校が好き、地元が好き、日本が好きというのも愛着に近いと思います。

 仕事も5年くらい向き合い続ければ、愛着が湧いてきます。これは行き過ぎかもしれませんが、私は仕事を超える趣味はないと思っています。部活のように、毎日は大変です。でも、部活と大きく違うのは、人を喜ばせるために行っていて感謝されるのがビジネスで、感謝がお金として返ってくるのがビジネスです。

 そんな大きな価値があるのが仕事ですので、5年間頑張り続けてください。目的と同じで、もちろん転職を挟んでもいいと思います。ただ、逃げることなく、メンタルを保てる範囲で頑張り続けてください。きっと30歳前後になったころには、「仕事って楽しい」「仕事って価値のあることだ」と思えていることでしょう。

最後に

 仕事は、家族と並んで人生を充実させる最高の手段です。

 3社目と自分が作った今の会社で人材事業を行っていますが、仕事を楽しめていない人や仕事に期待していない人がたくさんいます。そんな姿を見た若い世代は、同じく仕事は楽しくないものなんだと思い込んでしまいます。この負の連鎖を止められるのは、自分であり、読んでくださっている貴方だと思います。そんな若い世代のロールモデルになれるよう、充実した社会人人生を歩んでいきましょう。自分の子供が「仕事って楽しそう」と思えるような親(大人)になっていきましょう。

 ようこそ楽しいビジネスの世界へ。

どのくらい学びを提供できたかの指標にしたいと思っていますので、もしよければサポートください。路上ライブに近い感じですね。