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「嫌われる勇気」を読んで、今この瞬間から人生を変える

けんすけです。

ご訪問くださり、ありがとうございます。

あなたは、人の評価を気にしたり、
過去のことをあれこれ悩んで

心乱してはいませんか。

そんなあなたに勇気と希望を与える1冊が、
アドラーの大ベストセラー、
「嫌われる勇気」です。


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以下、この本の主張を、けんすけ流にまとめてみますね。

1.「嫌われる勇気」=「嫌われてもいい」ではない

「嫌われる勇気」というと、
嫌われてもいいじゃないか、という、
独善的な態度を勧めているかのように思われがちですが、
全然違います。

「嫌われる勇気」とは、
「人の評価を気にしない勇気」のことであり、
決して自分勝手な行動を意味してはいません。

人の評価ばかりを気にしていると、
その人の人生を生きることになります。

その人が自分をどう評価するかは、
その人のタスクであり、
自分のタスクではありません。

その人に認められたい、褒められたい、と思うのは、
承認欲求を満たしたいという、
自分の中の個人的な思いです。

アドラーは、この「承認欲求」を真っ向から否定しています。


2.人間の行動には「目的」がある

これだけ読むと、当たり前に見えますが、
実はここがアドラー心理学の一番革新的な部分です。

この本では、ひとつ例を上げています。


レストランで、ウエイターがあなたの上着にコーヒーをこぼしたとします。

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あなたは、怒って、ウエイターを怒鳴りつけました。

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でも、あなたはなぜ、ウエイターを「怒鳴った」のですか?

上着が汚れたので、腹が立ったから、でしょうか。

これは服が汚れるという「原因」があって、
怒りという感情が湧いたという解釈ですね。

これに対してアドラーは、
「大声でウエイターを屈服させたくて怒りという感情を捏造した」
とします。

同じ「怒鳴る」という行動ですが、
「上着が汚れた」という「原因」に着目するのか、
「相手を屈服させる」という「目的」を果たすためとするのかで、
全く意味合いが違ってきます。


アドラー心理学は、この目的論で、
トラウマという現象も含め、
過去が現在を作るという考えを丸ごと否定しました。

もし過去が現在を作るのであれば、
過去が変わらない以上、
現在を変えることはできませんね。

でも、アドラー心理学では
「人生はこの瞬間からでも変わる」
としています。

その根拠はこの「人間は目的を果たすために行動する」という
目的論にあります。

両者の根本的な違いは、
原因論では、人生を過去から未来へ続く「線」で捉えているのに対し、
目的論は過去や未来から切り離された「今」としている
点です。


人間は「今」自分にとって必要な目的を果たすために「行動」している
これがアドラーの基本的な考え方です。


3.幸福とは他者に貢献すること

アドラーは、他者に貢献することが幸福につながると言います。

他者への貢献とは、褒められたいからするものではありません。

誰かに褒められたいと考えるのは、
自分がよければいい、という自己中心的な発想です。

他者の評価を得るためではなく、
純水に他者のために力を尽くすようにします。

「他者貢献」をして、
同じ共同体に属する誰かの役に立ったと実感できると、
共同体感覚が生まれ、それが幸せを呼びます。

すなわち、幸福とは「貢献感」である
これがアドラー心理学の幸福の定義です。


4.まとめ

この瞬間に集中していれば、過去も未来も見えなくなる。
瞬間を大事にしていないから、
ぼんやりと見える過去や未来に心乱されるのだ。
過去も未来もない以上、計画的な人生など、そもそも不可能!
「いま、ここ」を真剣に丁寧に生きることこそが人生であり、
人生は瞬間瞬間、常に完結している。


今この瞬間こそが人生なのだから、
過去(原因)に捕らわれず、
今この瞬間から人生を変えて行こう。

褒められたいとか、小さいことを気にすることなく、
共同体の他者のために何ができるかを考え、
瞬間瞬間を大事に生きろ!

これがこの本の結論ですね。

常識を破壊するような主張がちりばめられた、
気付きの多い一冊です。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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