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思い出すたびに怒り続ける毎日とサヨナラするために

主夫の薄衣です。

今日もお立ち寄りくださり、
ありがとうございます。


「やればできる!」


ディモンティ高岸さんに
言われるまでもなく、
皆さんよく知っている言葉と思います。

また昭和育ちの薄衣は、
子どもの頃からいろんな場面で、
いろんな人に言われてきました。

頑張ったんだけど

努力して頑張ったけど、
結果が出なかった時。
報われなかった時。

その結果や現実と、
どう折り合いをつけるか。


薄衣はこれまで、
それに向き合わず、
見て見ぬふりをしてきました。
折り合いなんて、もちろんつけません。

原因はなんだろう。
ホントに精一杯頑張れたか。
何か出来ることがあったんじゃないか。

そんなことを考えたおして、
その時の自分とガッチリ向き合って、
叶わなかった現実と折り合いをつける。


薄衣はその前に、
いつもさっさと逃げ出しました。
適当な言い訳だけを作り出して。

やってできないこともある

これ、
中学の先輩が卒業文集の
一人一言に残した言葉です。

この先輩。メチャメチャいい人。
後輩のイジりにも
いつも笑顔で突っ込んでくれる。

でも


メチャメチャ成績が悪かった。

変な話し
頭の回転は早いんです、この方。

会話していると
切り返しや、突っ込みが早い。


でも、テストの点だけが
残念だったんです。


先輩は
高校入試をすべて失敗。


その後どうなったのか・・・
浪人したのか、
就職したのか・・・
分かりません・・・

その先輩が残したこの言葉。

やってできないこともある

当時は「先輩が言うと重たいわ~」
とか、イジらしてもらってました。

でも、この言葉、
薄衣は今になって、
久しぶりに思い出しました。



せっかくなので、考えてみました。

現実と向き合う

今までの人生で、
やったけど出来ないことって
たくさんありました。

特にメチャメチャ頑張ったのに、
結果が思ってたのと違ったこととか。


「努力の方向が間違ってる」


「頑張り方が悪い」

きっとそうなんでしょうけど、
じゃぁどうすればよかったのか。

これから何が出来るのか。


薄衣はそんな時、
とりあえず逃げるのをチョット我慢して、
こんな感じで試行錯誤しています。

  1. なかったことにする

  2. 突き詰めてみる

  3. 折り合いをつける

1.なかったことにする
これは薄衣の常套手段。と思っていました。
でも、「なかったこと」に出来ていないと、
最近気付きました。

だから、いつまでも
フラッシュバックというか、
思い出し怒りというか・・・

溜まったものが巨大なストレスに変身して
時々口や身体から噴出しちゃうんです。

仕事を退職するまでのいろんな事は、
つい先日まで何度も出てきました。
洗濯を干している時、
掃除をしている時など、
気付くとブツブツ言って、
イライラしていました。

これはいけません。しんどいです。

きちんと、脇にどけておく。
記憶を放っておくことが出来ていません。

嫌な記憶を無理に消そうとするのではなく、
頭の片隅にある倉庫の中にコソッと置いておく。

私の場合、
今はそんな感じを意識しています。

でもそのためにも、
その記憶に
自分自身で区切りをつけたいなぁ、と。


2.突き詰めてみる
そこで、その嫌な記憶を放っておくために、あるいは「いい経験」として糧にするために、1回は突き詰めて考えるようにしています。

しかし、これは昔から試験のたびに
暗記を繰り返していた薄衣の頭には、
とても難しいことです。

頭の使い方が分からない。

突き詰めて考える、
言い方を変えれば徹底的に向き合う。

さて、どうしたものか。
まだまだです。

どうしても途中で
邪念、雑念、妄想、現実逃避が入り、
奥の奥まで辿り着かない気がしています。

でもこれが薄衣の現状。
今の到達点です。

「この奥にまだなんかあるな」
くらいに、奥の方がボヤ~ンと
霞んで見えてきた感じです。

霞んでいるのは、トシのせいか。
【かすみ目】ってよく言いますもの。
そうではないことを祈ります。

あきらめずに、
もっと奥へ奥へと入り込めるよう、
頭をフル回転させています。
空回りも多いですが、
それでもあきらめずに。

そういえば、
【失敗】を突き詰めるって、
とってもイヤ~なことだと思ってました。

でも、
立ち止まって、自分でタメを作って
落ち着いて思索に耽ると、
意外とイヤではなかった。

これもまた、
突き詰めた結果得られた
発見でした。


残念ながら私はまだまだ、
考えても考えても
奥底まで辿り着けません。


でもそんな時は、

3.折り合いをつける
しゃぁないなぁ、
ということでしょうか。
いい意味で【諦める】ことも。

とりあえず一旦ここまで、みたいな。

その記憶に線を引くことができた、
一線の向こう側に置くことが出来た、

と思えれば、一区切りついたということ。
そのあたりで折り合いをつけたい。
とりあえず、だとしても。

50歳が見えてきた、
つまりトシを取ったせいか、
【仕方がない】を
決してネガティブに捉えない自分がいます。

前に進むために、
必要な作業とでもいいましょうか。


今、こうして過去の記憶達と
折り合える場所を探る毎日です。

思い出すたびに怒り続ける毎日と
サヨナラをするために。


人生、できないことって
けっこうありますね、先輩。
また勉強さしてもらいました。



今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

タイトル画像はガンT/小学校教師さんから。
気持ちがスカッ!となる最高の青空。
ありがとうございました。

サポートに心から感謝です。主夫、これからも書き続けます。