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SMTP応答コード【J:COM編】

前回までのnoteでは、携帯キャリア【docomoauSoftBank】、GmailYahoo!メールiCloud系Microsoft系のエラーコードとエラー理由を紹介しました。
今回のnoteではJ:COMのメールのエラーコードについてエラー理由を解説します。


■ J:COM

【エラーコード550】

・存在しない宛先にメール送信した。
・エラーメッセージ:550 Invalid recipient: xxx@jcom.home.ne.jp

存在しない宛先にメール送信すると550エラーが発生いたします。
Unknownユーザーを多く含む配信を行うと、ブロッキングの原因となり配信遅延等の問題を引き起こす可能性があります。

対策:存在しない宛先であることを示すエラーになるので、上記エラーメッセージを返却された宛先を配信リストから除外してください。


【エラーコード553】

・DNSのレコードが1つも存在しないエンベロープfromドメインを利用している
・エラーメッセージ:553 xxx.xx.xx does not exist

エンベロープFromドメインにDNSのレコードが1つも存在しないドメインを利用している場合、その配信は宛先の存在有無に関わらず全てエラーになります。

対策:エンベロープFromドメインに対して、DNSでMXレコード、Aレコード、TXTレコードのいずれか1つでも公開することにより、553エラーを解消することができます。

※なお、エンベロープFromドメインにSPF(TXTレコード)が登録されていない場合、迷惑メール(なりすましメール)と判定される恐れがありますので、弊社ではエンベロープFromドメインに対してSPFの登録いただくことを推奨しております。

SPFレコードを正しく登録する


【エラーコード421】

・同一セッションでメールを送り過ぎている
・エラーメッセージ:421 #4.x.2 Too many messages for this session

同一セッション※でメールを送信した場合に421エラーが発生する傾向があります。

対策:同一セッションからメールを送りすぎないようにしてください

※セッション・・・HELO(EHLO)コマンドでSMTP通信を開始し、1通目のメールデータ送信後その接続を切断せずにそのまま2通目以降のメールデータを送信することを同一セッションといいます。


SMTP応答コードTOPについてはこちらから!
(これまでの各メールサービスの応答コードリンクをまとめています)


以上、主要宛先のSMTP応答コードについての結果とエラー理由とその対策でした。
次回より、宛先不明(550エラー)となったメールアドレスの対処方法の1つであるアドレスクリーニングについて次回はお話します。


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