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SMTP応答コードについて【ドコモ編】

前回のnoteではRFCで定められたSMTP応答コードを紹介しました。

今回のnoteから携帯キャリアのエラーコードとそのエラー理由を解説していきます。
このnoteではdocomoからのエラーコードについて紹介します。

docomo編

【エラーコード500】

・メールの1行の長さが1000byteを超過している。
・エラーメッセージ:500 Line Too Long

メールの1行の長さが1000byte(改行含む)を超過するメールを送信すると、500エラーが発生することを確認しています。



【エラーコード550】

・存在しない宛先にメール送信を行った。または携帯端末の受信拒否設定に該当した
・エラーメッセージ:550 Unknown user xxx@docomo.ne.jp

存在しない宛先にメールを送信した場合、もしくは受信ユーザが設定している携帯端末の受信拒否設定に該当した場合に550エラーが発生することを確認しています。

また、本エラーとなる宛先を多く含む配信を行いますと、ブロッキングの原因となり、配信遅延等の問題を引き起こす可能性があります。



【エラーコード552】

・宛先ユーザ側のメールボックスフル。
・エラーメッセージ:552 Too much mail data xxx@docomo.ne.jp

宛先ユーザのメールボックスフルにより、メールを送信することができません。
宛先ユーザに連絡して、不要なメールを削除していただいてください。


Sent(送信処理成功)となったにも関わらずメールが届いていないケース

・携帯端末の受信拒否設定(迷惑メールおまかせブロック)に該当している

「迷惑メールおまかせブロック」に該当したメールは、専用の迷惑メールフォルダーに振り分けられます。
docomoメールサーバへの配信自体は正常に完了しているため、MTAの配信ログ上では正常配信sentとなりますが、迷惑メールフォルダーにメールが振り分けられているため、携帯端末にメールが着信していないように見えることがあります。

docomoの受信拒否設定について解説しているnoteは🔽から読めます!


■550エラーについて補足

基本的に、550エラーは宛先不明であることが多いのですが、受信側の仕様によっては拒否設定・フィルターに該当した場合に550エラーとなるケースがあります。

弊社メール配信エンジンSENDMAGICでは、受信サーバとのSMTP通信の挙動にて受信拒否エラーを判断し、独自のエラーコードを出力することができます。

宛先不明エラーと受信拒否エラーでは、送信側の対処方法も異なりますので、SENDMAGICの独自エラーコードでエラー理由を判別し、受信拒否の場合はDNSの設定やメールデータの見直しなどの対応にお役立ていただけます。


auやSoftBank、YahooやGmail、iCloudなどの応答コードについては次のnoteに続きます!


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