SMTP応答コードについて【au編】
前回のnoteではdocomoのエラーコードとエラー理由を紹介しました。
このnoteではauからのエラーコードについてエラー理由を解説します。
■au
【エラーコード550】
存在しない宛先にメールを送信した
・エラーメッセージ:550 <xxx@ezweb.ne.jp>: User unknown
存在しない宛先にメールを送信した場合、もしくは受信ユーザが設定している携帯端末の受信拒否設定に該当した場合に550エラーが発生することを確認しています。
また、本エラーとなる宛先を多く含む配信を行いますと、ブロッキングの原因となり、配信遅延等の問題を引き起こす可能性があります。
【エラーコード554】
・宛先メールアドレスの書式が不正である。
・エラーメッセージ:554 <xxx@xxx.xx.xx>: Relay access denied
本エラーは、宛先メールアドレスの書式が不正である場合に発生することを確認しております。
例:@を2つ以上含んでいる(xxx@@ezweb.ne.jp)、
アカウント部分に「!」等が含まれている(xx!xx@ezweb.ne.jp)、
auで扱っていないドメインである(xxx@docomo.ne.jp) 等
本エラーとなる宛先を多く含む配信を行った場合、ブロッキングや遅延等の問題を引き起こす可能性がございます。
Sent(送信処理成功)となったにも関わらずメールが届いていないケース
・携帯端末の受信拒否設定に該当している。
以下の条件に該当する受信拒否設定に該当している場合には、auメールサーバからエラー応答が返却されず正常配信完了という扱いになりますが、実際には宛先ユーザーにはメールが届かない現象が発生します。
・携帯端末の受信拒否設定の1つ、「なりすまし規制」に該当している。
・携帯端末の受信拒否設定の1つ、「迷惑メールおまかせ規制」に該当している。
・携帯端末で「拒否通知メール返信設定」を「返信しない」にしている状態で携帯端末の受信拒否設定に該当している。
auの受信拒否設定について解説しているnoteは🔽から読めます!
■550エラーについて補足
基本的に、550エラーは宛先不明であることが多いのですが、受信側の仕様によっては拒否設定・フィルターに該当した場合に550エラーとなるケースがあります。
弊社メール配信エンジンSENDMAGICでは、受信サーバとのSMTP通信の挙動にて受信拒否エラーを判断し、独自のエラーコードを出力することができます。
宛先不明エラーと受信拒否エラーでは、送信側の対処方法も異なりますので、SENDMAGICの独自エラーコードでエラー理由を判別し、受信拒否の場合はDNSの設定やメールデータの見直しなどの対応にお役立ていただけます。
SoftBankやYahooやGmail、iCloudなどの応答コードについては次のnoteに続きます!
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