SMTP応答コード【Microsoft系編】
前回までのnoteでは、携帯キャリア【docomo、au、SoftBank】、Gmail、Yahoo!メール、iCloud系のエラーコードとエラー理由を紹介しました。
今回のnoteではMicrosoft系(Outlook、Hotmail)のメールのエラーコードについてエラー理由を解説します。
Microsoft系
【エラーコード550】
①存在しない宛先にメールを送信した
・エラーメッセージ:550 5.5.0 Requested action not taken: mailbox unavailable (S2017062302).
[PU1APC01FT044.eop-APC01.prod.protection.outlook.com]
存在しない宛先にメール送信すると550エラーが発生いたします。存在しない宛先を多く含む配信を行うと、ブロッキングの原因となり配信遅延等の問題を引き起こす可能性があります。
対策:存在しない宛先であることを示すエラーになるので、上記エラーメッセージを返却された宛先を配信リストから除外してください。
②送信IPアドレスがブラックリストに登録されている
・SPAMHAUSに登録されている場合のエラーメッセージ
550 5.7.1 Service unavailable, Client host [x.x.x.x] blocked using Spamhaus.
To request removal from this list see https://www.spamhaus.org/query/ip/x.x.x.x
・Outlookメールのブロックリストに登録されている場合のエラーメッセージ
550 5.7.1 Unfortunately, messages from [x.x.x.x] weren't sent.
Please contact your Internet service provider since part of their network
is on our block list (AS3140). You can also refer your provider to
http://mail.live.com/mail/troubleshooting.aspx#errors.
ブラックリストに登録されているIPアドレスから送信したメールは全てエラーとなります。
特定のIPアドレスから配信したメールが全てエラーになっている場合は、送信IPアドレスがブラックリストに登録されていないかチェックしてください。
対策:ブラックリストに登録された送信IPアドレスの解除申請を行ってください。また、ブラックリストに登録された根本的な原因を解決するために、Outlookが公開しているベストプラクティスに違反していないかチェックし、違反項目があれば対応してください。
【エラーコード559】
・HELOコマンドで利用しているホスト名が、Spamhausのドメインブラックリスト(DBL)に登録されている
・エラーメッセージ/550 5.7.1 Service unavailable, Helo domain is listed in Spamhaus.
To request removal from this list see https://www.spamhaus.org/query/lookup/ (S8001) [HK2APC01FT056.eop-APC01.prod.protection.outlook.com]
HELO コマンドのホスト名に、ブラックリストに登録されているドメインを利用して配信しているメールは、宛先の存在有無に関わらず全てエラーになります。
本エラーが多発する場合には、HELO コマンドで利用しているホスト名が
Spamhausのドメインブラックリストに登録されている可能性があるため、
以下サイトでブラックリストにHELOコマンドで利用しているホスト名が登録
されていないかチェックしてください
対策:ブラックリストに登録されたホスト名の解除申請を行ってください
次のnoteではJ:comでのエラーコードを紹介予定です。
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