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すでに「パリオリンピック・ロス(笑)」!たくさんの感動をありがとうございました!

とうとう終わってしまいました…。スポーツ観戦好きの血が一番騒ぐオリンピック期間。なんだかんだと寝不足になりながら、この17日間の熱い戦いに胸熱くさせていただきました。

”不可解判定”、運営の不手際(数挙げればキリがありません)、選手村の問題、トライアスロンのセーヌ川での水質問題、柔道団体戦の「デジタルルーレット」への疑問etc…さまざまな問題が山積みだったかもしれないパリオリンピックではありました。

一視聴者としては「なんじゃ、これ!?」「おかしいでしょ!今の!」「審判何やってんだよー!」などなど。好き勝手に言いまくったことが何度もありました(笑)。明らかに自国開催である”フランスびいき”の判定には辟易させられました。

でも当の選手たちはどんな”不可解判定”も最終的には文句も言わずに真摯に受け止め、これまで気の遠くなるほどの時間を積み重ねて努力してきた自分の実力を遺憾なく発揮し、まさにスポーツマンシップにのっとった素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれました。ぶつぶつ言いながら観ていた自分が恥ずかしくなる想いでした。

フタを開けてみれば金メダル20個・銀メダル12個・銅メダル13個、合計45個のメダル獲得という過去最高の結果。もともとメダルを期待されていた選手や競技で思うような結果が出せなかったものもありましたが、日本にはダークホースたちがたくさんいてくれたわけですね。

マスコミが大会前に、もう少しバランスよくすべての競技について報道してくれていれば注目度も違うと感じてしまいますが、過度に期待され過ぎないことの強みも間違いなくあると思うし、今大会はそこら辺の結果が非常にうまく出たような気がしています。

「楽しかった」と口にする選手が多かったことも印象的でした。もちろん皆さんメダルを目指して真剣勝負に挑んでいるわけですが、何より楽しんでやって欲しいと私は常々思っています。なのでそう感じた選手が多かったことは素直に嬉しかったです。

もちろんどの競技もどのメダルも甲乙つけがたいわけですが、やり投げ・北口選手の金メダル、高飛込・玉井選手の銀メダル、近代五種・佐藤選手の銀メダルは、日本人の"新たな扉"を開いてくれたような貴重なメダルたちだと感じました。

それと、今大会は男女ともにマラソンをしっかり観ました。男子・赤崎選手、女子・鈴木選手の6位入賞は価値ある入賞だったと思います。両選手とももしやメダル争いの可能性があるのかも!?と期待させてもらえるような素晴らしい走りを見せてくれて、久しぶりにマラソンをワクワクしながら観ていました。

ただ一方で男子バレーのイタリア戦、女子卓球団体の中国との決勝戦などにおける「あと1点の重み」、マラソンでも「あと1分の重み」というのをひしひしと感じさせられたのも事実でした。このたった1点、ほんの1分の差が世界一になるためには乗り越えなければならない大きな大きなハードルだと思います。

でも今の日本人アスリートたちならば、近い将来きっとこのハードルを超えてくれると確信できた大会でもありました。ちょっと前なら世界との”フィジカルの差”という言葉で片付けられてしまっていたことがあったかもしれないハードルを、すでに超えてきている選手たちがたくさんいるのを目の当たりにすることができたので!!

それにしても戦い終わればみんな仲間…みたいな国を超えた選手同士の絆にも改めて感動させられました。国を背負ったライバル同士ですが、みんな同じ高みを目指す仲間でもある…この戦った者同士にしか分からない深い深い絆は何にも代えがたい宝物ですね。

だからこそ、SNSでの選手たちへの誹謗中傷が本当に悲しく残念なことでした。ギリギリまで自分自身を追いつめてずっと戦い続けてきた選手たちに対して、私自身はリスペクトの気持ちしかありません。

結果的にうまくいかない場合があるのも当然のことであって、勝負ごとだから勝ち負けがあるのも当たり前。負けた選手たちを傷つける言葉は、こちらが想像する以上に刃のように心をえぐるものだと思います。この問題は次のオリンピックまでに、何かしらの対策がなされることを願いたいものです。

毎回オリンピックが終わると、一抹の寂しさを覚えてしまう私です。今日はそんなわけでちょっと「パリオリンピック・ロス(笑)」。これからしばらくは総集編的な番組が続くと思うので、それを観て改めて選手の皆さんの活躍ぶりを再確認&再感動!?したいと思っています。

ありきたりの言葉しか言えませんが、すべての選手の皆さん!心を揺さぶるたくさんの感動をありがとうございました!!
また4年後のロスオリンピックを楽しみにしています!


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