『パリピ孔明』最終回、感動からの予想外のラストに思わず泣き笑い…最高にファンキーなドラマでした!
昨日最終回を迎えた『パリピ孔明』。原作を読んでいた方、アニメを観た方、賛否両論いろいろあったようですね。
でもどちらも知らない私は純粋にその世界観を楽しめた娯楽作品でした。笑いあり、涙ありの予想外の超感動作でもありました。
音楽的にもドラマで流れるどの曲も素晴らしく、ハイレベルでクオリティの高い楽曲がたくさん聴けました。そういう意味でも私にとっては毎回ワクワクして、最高にお気に入りのドラマになりました。
マリア・ディーゼルの歌う「I'm still alive today」は音楽性が私のツボで、あの曲はぜひカバーして歌ってみたいですね♪アヴちゃん。のように地声と裏声いったりきたりで歌わないと思いますが(笑)…。アヴちゃん。は性別を超えたあの歌声、唯一無二で凄いパワーがありますよね。
英子が第6話「Dreamer」を披露したステージは感動して泣けてしまいました。もちろん倒れた英子の代わりに、テレビでミア西表が歌った「Dreamer」も素晴らしかったんですけどね。あれはあれで別な曲くらいのインパクトがありました。
上白石萌歌の歌声についてあれこれネットで書かれている記事も見ましたが、彼女が何気なく歌っている中で実はいろいろテクニックを駆使していることがたくさんあるんですよ。
「Dreamer」のサビ部分ってYOASOBIの幾田りら(ご本人最終回に出演していましたね!)がメロディーを作っているから裏声の処理が難しいところをなんなく歌っているし、「I'm still alive today」を英子が歌っているシーンは軽く歌っているようで「おおっ、こう来るか!」みたいなことをさりげなくやっていたり…。
ソフトな歌い方だけれど、高難度なことをいとも簡単にやってのけている彼女の歌は上手いと私は思います。声質も素晴らしいし!
ミア西表役の菅原小春の「Dreamer」は、あのハスキーで特徴ある声でパワフルにもっていったのが見事でした。彼女は逆にテクニックに走らずに感情むき出しで歌っているのが人の心を揺さぶるんだと思います。
同じ楽曲でも「静と動」。歌って本当に奥深いものです。
こんな風に音楽のことをきちんと語れるドラマってありそうでなかったですよね(笑)。ついつい力が入ってしまいます。
何よりやっぱり向井くん演じる孔明がなんとも魅力的でした。向井くんが「一生懸命演じているのにこんなに笑われたことは初めて」と言ったという記事をどこかで見ましたが、その”笑われる”二枚目向井くんにハマりつつある私です(笑)。
『婚活探偵』もかなり面白かったですが、今回の孔明はいつかは英子の前からいなくなってしまう運命かもしれない…という切なさが常に漂っているのが、より孔明を素敵に魅せていたような気がします。
英子の歌に惚れ込んで、英子のために毎回冷静沈着に策略を練って奔走する孔明のマネージャーぶりはカッコよくもあり、愛しくもありました。いかんせん、あの衣装を着ながらは動くのも大変だったと思います!
森山未來演じるライブハウスオーナー・小林もギターを弾いていた過去があったり、単なる「三国志オタク」ではなかったんですね。いつも英子と孔明の味方でいてくれて、最高のキャラクターでした。やっぱり俳優・森山未來好きだわ…。
最終回、前園ケイジのさまざまなトラップにも負けず、無事に目標だったサマーソニアのステージに立てた英子。新曲「Time Capsule」。ラッパーKABE太人との絡みも軽快でごきげんの仕上がりでした。イースト・サウスの演奏もファンキーでカッコよかった!ライヴ向きの曲でしたね。
英子のステージと観客たちを見守りながら「我が君が目指していたものが…今ここに…」と感無量でつぶやく孔明の姿にグッときてしまいました。
「I'm still alive today」マリア・ディーゼルと英子のデュエット、最高でした!ハモが心地よかったー!
「まっ、あとのことは心配すんな。話ができるやつがいなくなっちまうとつまんねぇな…」小林と孔明、大人の男同士の静かなやり取りも、二人の涙も感動的でした。
「学ばなければ才能を高めることはできず、志がなければ学ぶことができない。これで終わりではありません。これからです」
敵であった前園ケイジに贈ったこの孔明の言葉。すべての道に通ずるさすがの重みでした。
「孔明、これからも軍師としてアタシをずっと支えてね」
「はい…。皆が戻る前に、私のために歌ってくださいませんか?」
英子が「Dreamer」をギター弾き語りするバックにこれまでのドラマのシーンが流れてきた頃から、涙腺崩壊…泣けました。
小林とKABEが見た流れ星、孔明を探す英子…孔明はもうこの世界には…?
…からの、まさかのまだこの世界にいた孔明!鏡を見て自分が若いことを確認すると「大丈夫でした」と泣き笑いする孔明。こっちは大どんでん返しで呆気にとられ、流した涙を返してくれー!の予想外のラストでした(笑)。
このドラマの持つエネルギー量はハンパなく、この三か月間元気と勇気をもらえました。
最後のセリフ「とりにいくよ」「とりにいきましょう」は「写真を撮る」のと歌で「世界を取りに行く」の両方にかかる「とる」だったんでしょうね。
孔明と英子の夢はまだまだこれから続きます。これはもしや『パリピ孔明2』の続編に期待しちゃってもいいんですかね?それまでに「三国志」をもっと勉強して(笑)、その時を心待ちにしていようと思います。
長い文章、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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