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それ捨てちゃうの?!子どもの価値観から再認識したこと

わが家では、子どもが作った作品を自由に飾って良いスペースを設けています。

昨日、我が家の年少さんが、折り紙でたくさんのハートを作っていました。しかし、飾り棚はすでに色々な作品であふれ返っていたため、「おしまいにしていいのはある?」「まだ飾っておきたいやつはどれ?」など声をかけ、一緒に整理をすることにしました。


なんの躊躇もなく捨てたものは?

私がゴミ袋持ってくると、子どもは、2つの作品を、実に気持ち良すぎるほどスパッと捨ててしまい、私はかなり驚きました。

①2ヶ月間ほぼ毎日愛でていたカボチャ

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工作番組で作り方を見て以来、黄色のビニール袋が手に入ったら作りたい!とずっと言い続け、完成した時の興奮がものすごかった作品です。

ある時はリュックに入れて外へ持っていき、またある時は大事に抱えて布団へ。

昨日まで、かぼちゃ♪かぼちゃ♪と毎日のように抱えていたはずが、あっけなくサヨナラしてしまい、私の方が急に寂しくなってしまいました。

②ついさっき作ったばかりのメロンソーダ

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兄が作っている横で一生懸命まねして作り、完成後は、家族中に飲ませてくれた出来立てホヤホヤの作品です。

アイスとさくらんぼのバランスにこだわり、見栄えを意識して飾ったばかりでしたが、これも、手に取った瞬間、なんの迷いもなくポイと捨ててしまいました。

飾り棚に並んでいる作品の中で、この2つは、ずば抜けてクオリティーが高く、私は思わず「もったいない!」と言いそうになりました。


3才の子どもにも何かしらの判断基準がある

「もったいない」の言葉を何とか飲み込んだ私ですが、話をよくよく聞いてみると、残すと決めたものには「幼稚園の先生が作ってくれたから」「頑張って作ったやつだから」など、きちんと理由があることが分かりました。
3才の子どもでも、自分なりの価値観や判断基準をしっかり持っていたのです。

この出来事を振り返って、私は、「〇〇しなさい」「〇〇は違うよ」など、自分が正しいと思ったことを押し付けている場面が多かったなと反省しています。

たとえ自分の子どもであっても、子どもは親の所有物ではありません。彼らには彼らの人格や個性があります。
まだ幼いために、善悪の判断がつかないことや、自分の気持ちをうまく言葉で表現できない場面は多いかもしれませんが、子どもも立派な1人の人間であることを忘れずに接していかなければいけないと、改めて気付かされました。


今回の作品整理は、私にとっては少々寂しいお別れとなったわけですが、私の記憶にはしっかりと刻まれました。

新たに加わったハートたちを眺めていると、小さい手でよく作ったなぁと微笑ましい気持ちになり、なんだかさっそく愛着が湧いてきました。次の作品も待ち遠しいです。

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