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#26 3才児がこまったさんシリーズを読んだら

こんにちは。3児の母さん、仙台凛です。

年長、年少、1才の子育てをしています。

緊急事態宣言でしばらく閉館していた図書館が再開し、子供たちとたくさん本を借りてきました。

私も子どもの時に大好きだった「こまったさんシリーズ」。今、我が家でちょっとしたブームです。

年少の息子は1人ではまだ読めませんが、何度か読んであげると、ストーリーをある程度覚え、パラパラと自分で眺めています。

今回は「こまったさんのグラタン」という本を借りました。その中で、何やら彼の心に引っ掛かったシーンがあったようで、そのことをきっかけに、私の心にも火がついた出来事がありましたので、今日はその話。

3才児の心に引っ掛かったシーンとは

このお話は、「こまったわ」が口癖のこまったさんが、ふとしたことをきっかけに不思議な世界に行き、料理と関わりながら不思議な体験をし、また現実に戻ってくる、ザックリとこんな感じで進む人気シリーズの本です。

今回借りた「こまったさんのグラタン」の不思議部分は次のような展開でした。

自宅のドアを開けると蒸気機関車の中に移動する

海賊や王様など様々なお客さんにグラタン料理を提供する

機関車がトンネルに入ったのち停電になる

周りの乗客も消え、暗闇で一人ぼっちになってしまったところでトンネルから抜け出し、自宅に戻る


ここで、3才児は意外な質問を投げてきました。

「なんでこの電車は停電したの?」

。。。難しすぎます。笑


停電を経験したからこその疑問なのか

昨年の台風で、息子は初めての停電を経験しました。

なぜ停電になるのか?と聞かれましたが、当時まだ2才だったので、電柱が倒れたり、電線が切れたりすると停電になるんだよと簡単な説明をしました。また良い機会と思い、ブレーカーについてもあわせて話してみました。

部屋の明かりのスイッチを押してもつかない

冷蔵庫も洗濯機も電子レンジも使えない

おもちゃに入れている充電池の充電もできない

お湯も沸かせない

息子にとっては、結構ショッキングな出来事だったようです。

その後も、停電のニュースを見たり、外で電線工事をしている現場を通ったりすると、「なんで停電するんだっけ?」などとよく聞いてくるようになりました。

今回のこまったさんの本でも、これらと同様の感覚で、停電というキーワードが引っかかったのだと推測しています。


3才児はフィクションをどこまで理解できるのか

先程の質問に戻ります。

「なんでこの電車は停電したの?」

一応、「どうしてだと思う?」と息子に聞き返してみましたが、「んー、わからない」で終わってしまいました。まぁ、予想通りです。

そこで私が、子どもの知っていることと結び付けて、どれだと思う?と聞いてみることにしました。

①近くの電線が切れちゃったのかなぁ?

②誰かがブレーカーを落としたのかも?!

③充電がなくなったのかな?

④こまったさんのお話はちょっと不思議だから、停電になったのも不思議だよね!


こんな幼稚な選択肢しか作れませんでしたが、もちろん、現実と非現実を理解している大人であれば④を選んでくれるでしょう。けれども、子どもが選んだ選択肢は①でした。

その後も、時間をおいては、停電のページを開いて「ここ、停電、一緒に考えよ」と言ってくるのですが、「ファンタジーだよ」というニュアンスも残しておきたいので、「なんでだろうね〜」で濁すこともあれば、「お家に帰る合図なんじゃない?!」と違う表現をしてみることもあります。

タイムマシーンとか、ワープとか、そんな例えでも良いのかもしれませんが、そもそも息子はそれらの単語を知らないので使っていません。

この辺、3才児の頭の中はどうなっているのだろう?と非常に疑問に思いますし、また興味もあります。

ちなみに、横でなんとなく会話を聞いていた5才の長男に「どう思う?」と聞いてみたのですが、ニヤニヤしてどこか行ってしまいました。

わかっているけれど答えないのか、自分もわからないことを隠しているのか。。。5才児の頭の中もどうなっているのか気になって仕方ありません。


発達心理学への想い

子育てをしていく中で、子どもの年齢と心や頭の発達の関係性について知りたいという想いが年々強くなってきています。

長男の時にはわからなかった1才児の性質も、3人目の末っ子が1才の今、「そうだよねぇ、それはまだわからないよねぇ」などと思えることがあります。

サンプル数3の自分の経験から何となく体得していくのではなく、きちんと発達心理学を知ることで、何か子育てに役立つのではないかなと思っています。

ところで、私が知りたいことって、本当に発達心理学で分かるのかしら??

それを確かめる意味でも、まずは何冊か本を読んでみようと思っています。


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