見出し画像

【リードエンジニア谷口インタビュー】「人が育つ組織」を通じて日本中の子育てに貢献を

画像1

Profile:谷口 崇 / リードエンジニア
シーエー・モバイル、グリー、クリップラインを経て2021年3月千に入社。
グリーでは、バックエンドを中心にゲーム・SNS・アバター等の開発と運用、新規事業立ち上げを経験。クリップラインでは、フロントエンジニアとしてのサービス開発や、リードエンジニアとしてアプリ開発にも携わる。

「子育て」×「エンジニア育成」関心領域の重なり

谷口さんは、どうして千に入社されたんですか?
 一つは、千のプロダクトが「子育て」の領域であることです。興味のきっかけは自身に子どもができたことなのですが、それを機に子どもに関わる事業に従事してみたいと思うようになりました。
幼保向けフォトサービス「はいチーズ!」には子どもの写真がたくさん使われていて、仕事の合間にもほっこりできそうだな、と思い応募しました(笑)
そして、「エンジニアを育てる」社風にも共感できました。日本では、多くのベンチャー企業は優秀なエンジニアを集めています。一方で、その大半は経験豊富な人しか受け付けず、エンジニアを「育てる」仕組みができていないと感じています。その「育てる」仕組みづくりをしたいと思い、経験を活かせる場所を探していました。千は若手のエンジニア採用を多くおこなっていました。面接では、将吾さん(※VPoE橋本将吾)に組織の課題を詳しく伝えてもらったと同時に、「背中を見せてほしい」と言われたことで気持ちが高ぶりました。ここなら「人が育つ組織づくり」に貢献できると思い、入社を決めました。

画像2


組織が育つために必要な、目的達成の視点

今どんな課題に取り組んでいますか?
 チームビルディングに力を注いでいます。「受け身の開発文化を180度変える」ことを私たちは大きく掲げています。
現状、特に若手たちは、ステークホルダーに年長者が多いゆえに、指示通り作ることに注力してしまっている印象があります。仕様に忠実な開発力も高い学習意欲もあるだけに、もったいないと感じました。一人ひとりのやる気を育てるためにも、ステークホルダーへ対等に意見できるスタンス、判断力、論理的思考を学んでほしいと思っています。よく使われる引用で「3人の石工」の話がありますが、「技術研鑽のために石を積む石工」と「教会を造るために石を積む石工」であれば、我々が今求めているのは「教会を造る」目的を一緒に果たしてくれる仲間かと思います。
今は、機能単位において「目的の達成」の視点を以前より持てるようになってきたと感じています。今後は、もっと俯瞰してプロダクト全体、事業全体を見て開発できる組織にしていきたいです。

画像3


今までの経験を活かすことで、推進力は増していく

今までのどんな経験が活かせられていると感じていますか?
 「作業の遂行」ばかりに目が行ってしまうと、目標とする効果の指標を明確にしきれずに走ってしまうようなケースがあります。前職では、目標をしっかりと数値化して開発を行う文化があったので、ここでも達成を計測する文化をつくり、また効果測定の技術的な面でも経験を活かせればと思っています。
以前の職場で、新たに入ってきたメンバーがアジャイル開発を持ち込んで、大きくチームを改善してくれた経験があります。タスクのポイント化、優先順位付け、スプリント開発が一気に進んで、チームの目標、会社の意思が個々にとってより鮮明なものになりました。組織は一人の力でも大きく変えられるんだ、というのを肌で感じました。この経験は、今の自分の取り組みに勇気を与えてくれています。

これからジョインいただける方への期待も大きいですね。
 そうですね、「経験」は「知識」とはまた違い、貴重なものです。そして、一人ひとりが違う経験を持っています。どんな分野であれ、その人ならではの体系的な経験を持ちこんでほしいです。技術力、運用のノウハウ、開発文化、それが成功で得たものであれ失敗で得たものであれ、必ず活かすことができます。

「育て育てられ」の関係で、プロダクトも育つ

自分自身の成長というのは感じていますか?
 もちろんです。若手から学ぶことも多いです。何よりみなさん素直で真面目で積極的なので、一緒に仕事をしていて自分も刺激を受けます。将吾さんと一緒に改革ができるというのも成長につながる大きな経験です。上司部下関係なく、「育て育てられ」の関係なんでしょうね。組織を横断して「育て育てられ」ができると、組織、そしてプロダクトはもっと強くなると思います。
プロダクトが強くなれば、子育てに関わる人たちを幸せにすることができます。自分と同じく子育てに奮闘する人のためにも、それがより良いものになるよう頑張っていきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?