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婚活とか結婚とか

8月が終わる。
大好きな夏が今年も終わってしまうなんて。
7月も8月もやりたいことを全力で楽しみ尽くしたから全く後悔はないものの、日が落ちるのが早くなってきて、寂しさが募る。

恋人も好きな人もいなかったのに、こんなに楽しい夏が過ごせた。
やりたいことをすぐ行動に移していたら、思い出たっぷりの最高の夏が出来上がった。
結婚していようが、独身だろうが、夏を楽しむ上では全く関係ないことに気がついた。

限られた大好きな夏を婚活なんぞに費やさなくて本当に良かったと心から思っている。
婚活って、テンションがダダ下がる。
私は時代に逆行していて、マッチングアプリはやったことがなく、気が向いたときに婚活パーティーや合コンに参加していたが、参加している間中、違和感を感じ、終わるとどっと疲れていた。

婚活で出会った人に、自己紹介で、すぐにでも結婚したいから、婚活していると言われたことがあった。
恐らく、そう考えている人がほとんどなんだろう。

でも結婚って何のためにするんだ?
心から信頼していて、大好きな人だと思える人がいて初めて結婚するんじゃないのだろうか。
どんな人か実のところよくわからないけど、なんとなく最近一番時間を過ごしているし、いい年だから、この辺で結婚でもするか、というふわふわとした思いだけでできるものではない。
恋愛だったら、こんなふうに曖昧模糊としていてもいいんだろうけど。

歳を重ね、友達との付き合いも長くなってきた。
その人達は、私のことをよく知っていて、わざわざ、自分がこういう人間なのだと説明する必要もない。

仕事は何をしているのか
好きな食べ物は何か
休みの日は何をしているのか
好きな映画は何か
今までどんな恋愛をしてきたのか

こんなこと、当たり前のように知ってくれている。
婚活ではこれを説明する相手を見つけるところから始まるが、誰でもいいわけじゃないから、その相手がなかなか見つからない。
そして、やっと見つかったと思った相手の属性もテスト勉強のように一から覚える必要がある。

好きな人って、いつの間にか好きになっているものじゃあないかなと思うのだ。
毎日一緒の教室にいて、何気ないその人の言動で、意外な一面を知る。少しずつだけど、着実にその人のことを知ることで、好きという感情に結びついていく。
良いところを知っているって大きいことだと思う。
小手先の表面的な良さは脆くて、すぐに剥がれ落ちていってしまうけど、少しずつ積み上げてきたものは土台がしっかりしていて揺るがない。

もう婚活はしないと決めている。
でも、最高にいい男と出会って結婚すると決めている。
婚活という不自然な場で違和感を覚えながらの出会いではなく、好きなことを好きなようにやっている中で、ちゃんと出会っていくんだろうな、という予感がある。

世間の声に流されて、結婚適齢期を意識したり、人の目を気にしたりする必要なんて微塵もないと、全力で夏を楽しみながら思った。

私の人生なのだ。
どう生きてもいいし、何をしてもいいのに、何に囚われていたんだろう。 
やりたいことをやっていい。
人生を楽しんでいい。
他人の幸せが必ずしも自分の幸せとは限らない。
自分の人生をちゃんと生きる。

この夏は最高だった。
9月も全力で楽しもうと思う。

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