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この歳まで独身でいて、恋愛して、失恋してよかったと思った本気で思った最近

最近、宇多田ヒカルさんのFirst Loveのオーケストラ版をずっとずっと聴いている。
これが本当に素晴らしく、何度聴いても、涙が出てくる。

聴いていて、この歳まで独身でいてよかったと心の底から思えた。
好きな人に思いを伝えて、玉砕したけど、その好きな人に出会えて、本当によかったと思えた。
この歳になって、こんなにドキドキして、舞い上がって、ときめいて、満ち足りた日々を経験できてよかったと思えた。
そして、失恋のどん底の日々を過ごす中で、自分がやっていて楽しいと思うことがいくつか発見できてよかったと思えた。

First Loveのあまりの美しさに、いろんな想いが浄化されていくようだった。
これでいい、間違っていなかったと確信できた。


想いを伝える前、好きだという気持ちは、今までで一番と言っても過言ではないくらいの大きさになっていた。

若い頃は、なぜか、自分から告白するなんてことは頭の中に毛頭なかった。
だから、ご飯や遊びに誘うのもいつも男性の方からだった。受け身の体制をずーーーっと続けていたせいか、自分から人のことを好きになるスイッチを完全に見失っていた。

でも、30代になり、前の彼と別れ、好きな人に出会って、突如そのスイッチが入った。
なぜかは分からない。きっかけらしきものも特になかったと思う。
歳を重ねて、自分の思うように生きてみたいと思うようになったからなのか、羞恥心やプライドみたいなものがなくなったのか。

人を好きになるってこういう気持ちなんだと、この年にして初めてわかったような気がした。受け身ではなく、自ら好きになるということの苦しさみたいなものを初めて知った。
こういう気持ちを知らないで、受け身の体制のままの恋愛の延長線で結婚してしまっていたら…と思うと本当に恐ろしい。
その結婚がうまくいかないことが容易に想像がつくから。仮にうまくいったとしても、本当に人を好きになることを知らないままだから。

恋愛は所詮は自分ごとであり、小さなことも大事のように思えてしまう。
でもこういう感情を一生の内で経験できてよかったし、好きだと思える人と出会えてよかった。
多くの出会いの中で、そんなふうに感じられる人は一生の内に数えるほどしか巡り会えないのかもしれないけど。

https://youtu.be/jSYmHyoUK2c




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