ビジネス書×子育て#1
『ティール組織』(1)P248までのところ
ティール組織
ざっくり言うと、上下関係・ピラミッド階層、売り上げ目標、予算なし。
意思決定も紛争解決も、全てセルフマネジメントの基行われる。
※日本語付録、P235、236を見ると何となく見えると思います。
ビジネス書を最近読む中で、パートナーしかり子どもとの関わりに転換できることってあるんじゃないか?
と思い、意識行動面でどんな部分を活かせそうかまとめてみることにしました。
一回目はティール組織(途中まで)。
*育児のスタンス
*親の子に対する見方
*意思決定
*ミーティングプロセス
*対価の設定
【スタンス】
子育てのスタンスとして、夫婦ともにまず、
・子どもの自主性を伸ばしたい
・様々なことを経験させてあげたい
・物事表面的に捉えるのではなく、WHY(背景・原因・理由)を考える癖付けをしてほしい
というところがあります。
【親の子に対する見方】
そうした時、子どもとの接し方で意識したいのがP182にある”経営者の従業員に対する見方”として出てきていたダグラス・マクレガーのXY理論です。
X理論:従業員は本来なまけ者で、なるべくなら仕事をサボりたいものだ
Y理論:労働者意欲的で、自発的で、自制心を発揮できる
親が子に対して、その存在を「何もできない存在」「無知」「放っておいたらやらない」「自分の好きなことしかしない」というような考えで接すると、それに呼応するようになってしまうと思われます。
逆に、その存在を肯定的に捉え、促し、待つことで、自ら考え行動するようになっていくことを期待できるのではないかと思いました。
【意思決定】
ティール組織の中では、様々な事柄に対する権限は従業員の上下無く各々が持ち物事が決定し進行していきます。
ただし、そのプロセス上において関係する従業員や知見を持つ従業員への相談・助言のプロセスを経て、最終的に決定を相談者が行います。
助言をした人たちは権限がないため、その相談内容の行方を決定することはできません。
子どもの興味関心や日々の出来事において、「親の言うことをよく聞く」という状況ではなく「家族・親戚・友人の意見を得たうえでどうするかを決められる」ようになってもらえればと思います。
そのためには、まず初めに子どもの言動から「やりたい」「やりたくない」を捉えそびれないように気を付け、それに対し”なぜそうなのか?”を一緒に見つけ出し、言語化を促すようコーチングしていく必要があるかもしれません。
【ミーティングプロセス】
また、子どもが意思をしっかりと持つようになってきたら(2~3歳?)、P200にあるミーティングプロセスを経て、日常や対人面で問題点に対しどう向き合うか、という方法を学んでいく、というのも良さそうです。
1.提案の発表(問題と解決策の説明)
2.問題の明確化(参加者からの質問、問題点の整理)
3.反応ラウンド(賛成反対。議論ではない)
4.修正と明確化(内容をより詳しく説明、または出た意見に基づく修正)
5.異議申し立てラウンド(反対意見の表明募集。討論ではない)
6.凍結ラウンド(反対がなくなるまで案の修正を進める)
【対価の設定】
給与も、同じ組織内で評価しあい設定していくようです。
相対的に自分は現状より給与を上げるべきかどうか、を考えるということ。
ここはなかなか難しいなと思う部分ですが、自分の行動がどのように評価され、対価を得ることができるか、というのは考えていってほしいと思うところです。
例えばお手伝いの場面で、時間・手間・難易度などを数値化し、それに基づきポイント制を導入する、というもの。
これは、現状夫と家事育児を分担していることから、私たちも同様にポイント制を導入し、継続させるために子ども一人のみが行うことが無い方が良いのではないかと思っています。
それに基づき、お小遣いを設定する、というのは一つ実施してもよいかもしれません。
ただ、これはあくまでも家族という小コミュニティの中でしか成立せず、視野や影響範囲が狭いので、オンライン上で何か良い策を考えられたらとも思っています。
ここまで(P248)が、第一回目の育児との結び付けとします。
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