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白水村:食堂 元人間だと打ち明けたタケル。エリカはアオイも同じだと暴露した。キリは驚く。 …
白水村:食堂 トワの仇を討つ為ならタケルの殺人も辞さない態度にアオイは恐れて口を挟んだ。 …
白水村集落:食堂 キリの父親の村長のドウガミサトシは眉間に皺を寄せ、人々を見回した。 「ど…
深夜 カノミドウ邸 タケルがダイヤモンドを返却して書斎から戻って来た。トウマを見て少し怯…
2117年12月31日 東京都:カノミドウシュウの邸宅 もなく24時になる。今年もあと僅かだ。昨晩と…
富士山5号目 タケルは充電器ブースに入るとアオイと並んで椅子に腰を降ろした。尾骶骨を押し…
富士山7合目 休憩をしていた2人だったがタケルは歩き出すとアオイを振り返った。 「さぁ。帰るぞ」 「残念。頂上まで行きたかったなぁ」 アオイは惜しむ表情で空を見上げた。すっかり山登りを楽しんでいた。タケルは呆れた顔をした。 「いくらアンドロイドの身体でも何の装備もなくて頂上まで行けるもんか」 「え?そうなの?」 「アイスバーンだ。一歩間違えば滑落する」 「え?そんなに大変なの?」 「当たり前だろ」 アオイは驚いて人々を見渡した。 「でもこの人達は頂上に行くんでしょ?
富士山7号目 「とてもお似合いよ。あなた達」 休憩中に出会った老婦人はアオイとタケルをカッ…
2117年12月31日 午前8時 富士山5号目 タケルは都内から富士山を目指した。これから1日が始ま…
2117年12月31日夜明け 都内某所の路上 東の空が白んできた。アオイは1人で住宅街を歩いていた…
2117年12月31日 午前3時 茨城県白水村 リビングにて タケル達はホームに戻り、全てを報告し…
深夜 カノミドウ邸 ルークがカノミドウ家の執事アンドロイドを捕らえた。背後から羽交締めに…
2117年12月30日深夜 東京都港区南麻布の住宅街 人通りはない。アオイの目の先にはドーム型の…
白水村:リビング エリカは不服だった。アオイはなんて我儘なんだろう?ホームの仲間達を危険に晒すなんてどうかしてる。タケルはリーダーとしての責務を果たしているのだ。そんな簡単な事も分からないのか? 一言文句を言ってやろう。エリカが息を吸い込んだと同時にケイが口を開いた。 「待ってくれ。アオイの気持ちを汲んでくれ。僕は愛しいという想いが理解が出来る」 人間に恋をしているケイならではの発言だ。 「アオイの元婚約者は老齢だ。時間がない。これを逃せば永遠の別れになるだろう。タケル