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白水村:食堂 元人間だと打ち明けたタケル。エリカはアオイも同じだと暴露した。キリは驚く。 …
白水村:食堂 トワの仇を討つ為ならタケルの殺人も辞さない態度にアオイは恐れて口を挟んだ。 …
白水村集落:食堂 キリの父親の村長のドウガミサトシは眉間に皺を寄せ、人々を見回した。 「ど…
2118年2月25日 深夜 茨城県白水村:リペア室 ホームという名の少数部族の建物内。そのリペア…
『シュウちゃん…起きて、起きて』 「誰だ…?」 彼女の周りはキラキラと陽光が舞っていた。声…
2118年1月30日 エリカの部屋 「今日もアオイがルイに厳しく当たったの。でもあの勉強の教え方…
アオイとサツキの部屋 アオイが部屋に入るとベッドで横になっていたサツキはスリープモードから目覚めて起き上がった。 「お帰りなさい。どうでしたか?旦那様にはお逢い出来ましたか?」 「うん。逢えた。やっと私がアオイだって打ち明けられたの…!」 サツキは小さく拍手をした。 「良かったですね!旦那様は如何でしたか?」 アオイは目を落とした。 「久しぶりに見たら随分痩せてた。心臓があまり良くないみたい。本当に今回が最後だった」 「お具合が悪いのですか。それは心配です」 「うん…
2118年1月1日 夜明け前 白水村:ホームのリビングにて アオイとタケルはホームに帰り着いた。…
深夜 カノミドウ邸 タケルがダイヤモンドを返却して書斎から戻って来た。トウマを見て少し怯…
2117年12月31日 東京都:カノミドウシュウの邸宅 もなく24時になる。今年もあと僅かだ。昨晩と…
富士山5号目 タケルは充電器ブースに入るとアオイと並んで椅子に腰を降ろした。尾骶骨を押し…
富士山7合目 休憩をしていた2人だったがタケルは歩き出すとアオイを振り返った。 「さぁ。帰…
富士山7号目 「とてもお似合いよ。あなた達」 休憩中に出会った老婦人はアオイとタケルをカッ…
2117年12月31日 午前8時 富士山5号目 タケルは都内から富士山を目指した。これから1日が始まる。ダイヤモンドを返すのは深夜だ。まだ時間があるのだ。3時間後、富士の麓にやって来ると2人はバイクから降りた。 澄み渡る青い空で心が晴れた。多くの登山者がいた。人間と同じくらいの数のアンドロイドもいた。荷物持ちや、アシストなのだ。人々は脚にパワーフットを装着していた。 50年前に富士山は開山時期がオールシーズンとなった。科学の進歩により登山者の服装も装備もより快適性を増し