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床と親和性を高めた身体に予報外れの快晴は痛いんだよなァ。

自分は非常にポンコツであるが、以前までとある企業に勤めていた。ある日の面談で、支社の管理職の方に自分がASDである事を話した時に

「そういう風には見えないですけどね~」

と言われた。今でもその言葉が噛み砕けず、自分のなかでモヤモヤと燻っている。もう忘れたほうがいい筈だ。もう忘れたほうが自分のためだ。そう思っているのに、時折ふと鮮明にその言葉が浮かび上がってくる。もう退職した会社の記憶なんて、そっと火を付けて燃やしてしまう方が浮かばれるだろうに。

何故かそれが出来ない、大人になれない自分に腹が立つ。だからそんな時は病院帰りに私はビッグマックを食べる。そうする。


そんなことより、今日の天気バリバリ雨予測だった筈でしたよね?急に晴れた挙句、気温が30度近くに急上昇したらしく

「躁転したんか?あん?躁転の霹靂なんか?」

と、重い身体を起こすことも出来ぬまま、空の青さに背を向けて、大して上手くも面白くもない事を考えていた。

これを書いている人間は一応BBAでも女なので、月に一度のアイツがやってくる。そして、今回も例によって下腹部痛と貧血に悩まされる事象が起きている。 そして自分は今鬱の渦中に居る。よってダブルパンチだ。なんたる拷問なのだろう。身体はいつもの倍重い。ついでに貧血、腹痛、吐き気に眩暈ときたもんだ。幸い頓服薬として処方され続けているスタメンが効いているのか、昼間は精神状態は無だった。身体だけが酷く疲労していた。

先週から今週の半ばまで、主人とさえまともに会話が出来ず言葉を発するのさえ辛くてどうしようもない状態で、なんとか最低限の家事育児をこなすことだけで精一杯の状態だったが、noteやTwitterを少し使えるようになっただけ現状はマシにはなった気がする。

何週間も雨続きだったこともあり、子どもたちもなかなか外で遊べずに可哀想だったので家族で少し遠くまでドライブに出掛けた。相変わらず身体は重いわ腹は痛いわでボロボロだったが、子どもたちが溺愛する観音様を真下から見せたいという一心だった。

我が子は何故か遠目で観音様が見えただけで、「観音様ー!観音様ー!」と手を挙げて黄色い歓声で叫ぶ。もはやこれは推し事に違いない。娘たちは観音様というアイドルの熱狂的なヲタクなのだ。一歩間違えたらカルトだが。

まあ、私も若かりし頃はライブで推しにキャーキャーやっていたし、今も推していた元アイドルの女の子がツイートしただけで最高にハピネスチャージプリキュア!!!!って感じになる。わかる。我が子のその気持ちめちゃくちゃわかる。この親にしてこの子あり!

時を戻そう。

子どもたちは観音様に近付く道中で既に沸き立っていたが、目の前……いや、真下までくるとその観音様の迫力にさらに沸き立っていた。時間的に御胎内には入れなかったものの、その圧倒的な存在感と迫力に楽しんでいた様子だった。


私は私で、目覚めたら今日は病院に行けるという安堵からか今日は既に眠気もある。

連日続いた真夜中の気が狂いそうな恐怖心と絶望感の脳内不眠パーティーが非常に辛く苦しかったが、「月曜日に病院行ける」という具体的な目的があったお陰で連日持ち堪えられていた。

それでも月曜日が過ぎたら、その目的が過ぎたら、また昼夜問わずにその不安の荒波はやってくるかもしれない。その時は子どもの笑顔を糧に持ち堪えるんだろう。

幸い自分には、

物覚えがすこぶる悪いが人が良い甘党な主人と、

肉を食べる時だけ素手食いになる野性的な長女と

寝る前に必ずズボンだけを脱ぐ次女がいる。

きっとなんとかなる。きっと鬱ともいつか折り合いを付けて生きていくことが出来るようになる。自分の存在が子どもたちの未来に足を引っ張ることがないようにしたい。だからそんな明日は家族でビッグマックを食べたい。本当はダブルチーズバーガーが食べたい。ポテトはLサイズで。





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