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感じるカラダと考える頭と

ネイティブアメリカンの間では、閉経した女性は、女性性のパワーをマスターした人だとみなされるのだそう。”閉経=女が終わる”より、とっても私の好みの考え方です。

人間というのは、何かに対して自分で意味付けた解釈に悩み苦しむことが多い。

ということで、私が月経サイクルについて解釈が変わって楽になった知識ベスト3を書きます。

第3位:『現代の日本の社会システムは、男性性優位に作られている。』

女性は、男女ともに持っている概日リズム(約24時間周期で変動する生理現象)の他に月経周期(個人差ありの約28日周期)も持っています。日本企業は生理休暇制度はあるとはいえ、概日リズムのみで考えられた勤務体制をとっています。また、生産性・見える結果主義など、男性性にとってのみ自然なことが、女性も含めて社会全体のゴールになっています。だから女性である自分が年中一定のリズムの社会生活や結果主義に合わせるのがしんどく感じても致し方ない。つまりは「自分の努力や能力が足りないのだ」、「もっと頑張らねば」と自分責めをする必要はないということ。

でも、新型コロナをきっかけにこのシステムは変わっていきそうですね。男性性で力づくで続ける社会はサステイナブルではないから、いつか崩壊する。

第2位:『体は受け継いだもの』

女性には、数千年もの間、男性に抑えつけられて自由に生きれなかった歴史があります。受け継いだ先祖代々のその解放していないエネルギーや、地球レベルの集合意識として制圧されてきた女性達の痛みの蓄積があり、多くの女性がその集合的ペインボディを分かち持っていて、生理の直前期になると活性化する傾向があるそうです。

これは無意識のプロセスなので、克服する唯一の方法は、その事実に”気づく”ことです。俯瞰してよくよく観察すると、これは私の怒りや涙じゃないな?とわかります。その痛みを本当の自分だと思い込むと、被害者意識になってしまい、感情が暴走してPMSやPMDDも悪化。誰かに察してほしい、いたわってほしいと嘆くのではなく、まず自分で気づいてあげて労わればいいのです。集合的ペインボディの存在の有無にかかわらず、PMS、PMDDの症状全てを自分自身だと決めつけない視点を持つことで、感情に飲み込まれず、我を失わず冷静に対応ができます。

第1位:『私たちの心身にも四季がある。』

女性の体の仕組みを学ぶと、生殖器もホルモンも1か月でこんなに変化があるのだから、体調も心も揺れ動いて当然だとわかります。私たちの体の機能は社会に左右されるものではないのです。だから自分の体に合わせたライフスタイルが大切。

体も心も日によって開き方が違うということを理解できると、自分との、そしてパートナーとのコミュニケーションの仕方もわかって本当に楽です。「どうして?」と悩むのではなく、「どうしたいか?」と考えられるようになり、その答えを自分自身にもパートナーにも伝えれるようになります。

この3つを知るだけでも、だいぶ目覚めた意識で世界のことがより見えます。

男性性が悪いとかでは全くなく、知ったうえで、女性性と男性性を対等にとらえてニュートラルな目で見た時、2択というわけでもなく、「さぁ、どうしたい?」って自分に問うて考えられるということです。

今自分が感じていることを感じれるカラダがあれば、誰でも自分軸を基軸に、外側に振り回されることなく、内側から自分の人生をクリエイトできます。

男性性優位の社会に都合の良いように受動的に洗脳されたままになるのではなく、頭の中を自由にするための知識を持つ。そして自分を感じて自分で決める。それだけで自分軸が強化されるのを体感しています。

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