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随想|あなたが誰かを受け入れる社会はあなたの大切な人が受け入れられる社会だ

あなたが誰かを受け入れる社会は
あなたの大切な人が受け入れられる社会だ


私達はテレビやSNSで、
例えば浮気がバレた芸能人や、
つぶやきが炎上したインフルエンサー、
倫理に違反する行為をしてしまったタレントを
まるでカビ臭い麻布を頭から被せ、袋叩きにするがごとく批判することがある。

もちろんそういった行為自体が許されて良いわけではない。
しかし、最近の風潮として、その人の人格まで全否定する、目に余る誹謗中傷がされていることがある。

「罪を憎んで人を憎まず」

そして、裁くのは人ではなく、いつだって法なのである。
ましてや、批判は身近なところから受けているはずなので、
関係のない、真っ赤な他人が私刑のごとく裁くことは、誰の得にもならない。
言った本人がスカッとするだけなのだ。あまりにも滑稽である。


そして、失敗が許されない社会を
私達は本当に望んでいるのか、落ち着いて考えたほうが良い。

「情けは人のためならず」

あなたが誰かを許すことは、巡り巡ってあなたや大事な人に返ってくる。
私達に今一番必要なのは、「寛容さ」だ。
私を許し、あなたを許し、彼を許し、彼らを許す。

そして、年齢、性別、人種、宗教などの多様性を受け入れること。
みんながそうであれば、ダイバーシティなんて言葉がなくたって、
私達はそれぞれ、より良く生きることができるはずだ。


小さな娘の未来に
寛容で温かい世界が待っていますように。

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