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#12 マンチェスターへようこそ。

2021年9月にマンチェスターに引っ越した時は、コロナ禍が落ち着いてきたばかりで、外出を躊躇しがちでした。しかし、2023年を迎え、欧州では既にコロナは過去の話。日本の水際対策もかなり緩和されたようですね。今となっては、海外旅行をされる方・計画される方も多いのでは?

今回は、マンチェスターでの観光地を記録したいと思います!実際に、日本やイギリス国内から来てくれた友達を案内した場所です。なお、私は、サッカーにあまり興味が無いので、サッカー目的でマンチェスターに来られる方は、別のブログを探してください!

マンチェスターは比較的、多様性に溢れており、昼間に危険を感じることは少ないです。しかし、中心街では麻薬が売買されていたり、ホームレスが多かったりもします。「差別を受けた」「道でスマホを盗まれた」「夜に女性が刺された」なんて話も聞くので、必要最低限のリスク対策・心構えをお願いします。

マンチェスターの玄関口🚪

Manchester Airport🛩

マンチェスターには、ありがたいことに、大きめの空港があります。海外からマンチェスターに直接来るのもアリです!その他、ロンドンまで飛行機、そこから電車でマンチェスターに来る方もいます。私が初めて来たときは、成田→ドーハ→マンチェスター。それ以降は、成田→香港→マンチェスターの便を使いました!

空港からは、以下の方法で中心街まで来ることができます。
・電車:Piccadilly station行きに乗りましょう!TrainlineなどのApp経由でRailcardを使えば、直前でも安くチケットを購入できます。
・バス(43番):学生時代には安さを求めて使っていました。1時間くらいかかりますが、閑静な街を眺めることができます。荷物が少ないのであれば、個人的にはお勧めです。到着地は、Piccadilly stationではなく、より中心街に近いPiccadilly gardenになります。
・タクシー:空港内に配車サービスがあります。25ポンドぐらいの記憶です。
・トラム:使ったことがありません…

Piccadilly Station🚉

空港から電車を使った場合や、別の都市からマンチェスターに来る場合は、Piccadilly stationが中心街の最寄り駅になります。中心街の端っこに位置しているので、ここから観光のスタートです!

定番の観光コース☀

マンチェスターの中心街(City Centre)は、半日かけて徒歩で回り切れる広さです。まずは、私が友達を案内する定番コースを5星満点でご紹介します。歩きやすい靴と折り畳み傘は忘れずに!

Manchester Cathedral ★★★☆☆

イギリスは大聖堂や教会が観光地になりがち。マンチェスターも例に洩れず… マンチェスター大聖堂は2021年に600周年を迎えました。第2次世界大戦中に被害を受けたものの、改修されたそうです。頻繁に、古着市などのイベントが行われています。

The John Rylands Library ★★★★★

イギリスは図書館も観光地になりがち。ですが、ここは必見です!「ヨーロッパでの最も美しいネオ・ゴシック建築の一つ」と称される通り、映えます。ハリーポッターを想像する方も多いかもしれません。1900年に”John Rylands”を記念して一般公開された同図書館は、1972年にマンチェスター大学の一部となりました。一応、図書館なので、勉強している人も見かけるのですが、椅子は固いし、観光客多いのに、よく集中できるな…といつも感心しています。

Science and Industry Museum ★★★★☆

マンチェスターって実は歴史上、凄い場所なんです…っということを後世に伝えてくれる博物館。具体的には、

1.産業革命(18世紀半ば-19世紀)の始まりの地:貿易の中心であった木綿の製造機械が展示されています。
2.現存する最古の旅客鉄道駅の跡地:材料である綿と加工した木綿を運ぶマンチェスター⇔リバプール(港)の蒸気機関車用の路線が残っています。
3.現代のコンピュータの基礎となる通称「Baby」を開発:マンチェスター大学では、1948年に世界初のプログラム内蔵型のコンピュータが開発されました。博物館では、同コンピュータのレプリカが展示されています。

Manchester Central Library ★★★☆☆

イギリスは図書館も観光地になりがち(2回目)。1930-1934年に建設された同図書館のデザインは、ローマのパンテオンに由来するとか(?)。ここも、図書館なので、勉強している人も見かけるのですが、観光客多いのに、よく集中できるな…といつも感心しています(2回目)。クリスマスには大きなサンタクロースが現れます。

China Town ★★★☆☆

イギリスで2番目に大きいチャイナ・タウン。中国料理のみならず、日本食レストランもあります(いつか、マンチェスターの日本料理屋も記録できれば…)。アジアンスーパーマーケットも多くあり、食材に困ったらココ!です。また、タピオカ(Bubble Tea)店も多いです。個人的なおすすめは、”ICFT”と”OHAYO TEA”。歩き疲れたら、ぜひお試しください。

Gay Village ★★★★☆

日が暮れたころ(夏は8時過ぎ?)には、パブ巡りはどうでしょうか?マンチェスターならではと言えば、”Gay Village”。運河沿いのCanal Street周辺にパブやクラブが集まっています。「ゲイ」とありながらも、ストレート(異性愛者)の人達も多く見かけます。ドラァグクイーンのショーが開催されていたり、楽しいと思います。イギリスのパブは、入店自体は無料なので、試しに入ってみて、苦手そうであれば、Northern Quaterエリアで飲まれても良いかと。春夏は外のテラスで飲むのも気持ちいいですよ!

Alan Turing Memorial ★★★★☆

ゲイ・ビレッジの隣にある”Sackville Gardens”には、アラン・チューリングの銅像があります。映画”Imitation Game"を観たことはあります?第2次世界大戦中に、ドイツの暗号機「エニグマ」の解読に成功した数学者です。"Founder of Computer Science"(コンピュータサイエンスの創始者)と呼ばれることも。一方で、同性愛者であったことから、ホルモン治療を受けさせられ、自殺してしまいました。そんな彼の功績を称えた記念碑となっています。

日本食が恋しければ…🍜

Mackie Mayor / New Wave Ramen ★★★★☆

日本以外から旅行に来る場合、日本食が恋しい方もいるのでは?マンチェスターは、ミシュランを獲得している”YUZU”を始め、日本食レストランが点在しています。そんな中で、私がお勧めしたいのが、マッキー・メイヤーというフードコートにある”New Wave Ramen”です!マンチェスター在住の日本人やマンチェスターを訪れた友達が絶賛する(言い過ぎ?)ラーメンを、ぜひお試しください!

博物館・美術館が好きな方へ🖌

上記の定番コースに、滞在時間によりますが、1-2か所追加できる思います。イギリスは博物館・美術館が基本的に無料なのが嬉しいですよね。

The University of Manchester & Manchester Museum  ★★★★★

私の母校&職場であるマンチェスター大学は、1824年に設立された”Mechanics' Institute, Manchester”が起源で、もうすぐ200周年を迎える歴史ある大学です。古くから残る美しい建物がある一方で、エンジニアリング・ビルディングなどの新しい建物と自然に溢れるキャンパス。食堂やカフェも一般に開放されています。学生気分を味わいに訪れてはいかがでしょうか?土日祝日は、ほぼすべての建物(お土産屋を含む)が閉まるのでご注意ください!

そんなマンチェスター大学には、130年以上の歴史を持つ博物館があります!実は、コロナ禍で閉館していましたが、2023年2月にリニューアルオープンしました。正直なところ、ロンドンの”Natural History Museum”に似ているのですが、イギリス最大の大学博物館(のひとつ)は一見の価値ありです。日本の展示も数点(蟹とか)あるので、探してみると面白いですよ!

Whitworth Art Gallery ★★★☆☆

イギリス外からの展示品も多い美術館。私が訪れたときは、東アジアの織物が展示されていた記憶。おしゃれなカフェが併設されていたり、広い公園が隣にあったりと、ゆっくり過ごせます。中心街からは遠く、マンチェスター大学の隣にあるので、時間がある際に足を延ばしてみると良いかもしれません!

Manchester Art Gallery ★★★★☆

アートが苦手な私でも楽しめた美術館。企画展が多く、1時間程度で回ることができます。ソファーに座って鑑賞できたり、カフェも併設されていて、歩き疲れたら、ぜひ!お土産コーナーも充実しています。中心街にあります。

サッカー好きな方へ⚽

冒頭で触れたとおり、サッカーに興味が無い私はEihad Stadium以外は行ったことがありません…

National Football Museum

中心街にあります。学生割引もあるようです。

Old Trafford Stadium

日本で有名な”Manchester United”の本拠地。残念ながら、クリスチアーノ・ロナウドは移籍してしまいましたね… 中心街からトラムやバスで行けます。スタジアムツアーも行っているようです。

Etihad Stadium ★★★☆☆

イギリスでは”Manchester United”よりも強豪で人気な(怒られそう)”Manchester City”の本拠地。一度だけ試合を観に行ったことがあります。中心街からトラムやバスで行けます。スタジアムツアーも行っているようです。

時間がある方へ⌚

Imperial War Museum ★★★★★

第2次世界大戦を含む戦争の歴史を、日本とはまた別の角度から学ぶことができます。博物館があるQueys(キー)エリアには、川で囲まれており、雰囲気は最高です。中心街からトラム又はバスで行くことができます。

Trafford Centre ★☆☆☆☆

水族館や遊園地が併設された高級ショッピングモール。無印良品もあったはずが、今調べたら閉店してました😢 中心街からトラム又はバスで行くことができますが、Old Trafford Stadiumで試合が行われている日に行くと、ダイヤが乱れるので要注意。個人的には、中心街での古着屋巡りのほうが楽しいです。


その他、観光サイトで紹介されているところは以下の通りです!行ったことがある方いれば、感想を教えてください!

Manchester Town Hall:ネオ・ゴシック様式の建築が美しく、多くの観光サイトで紹介される場所です。が、現在工事中で、外装が全く観れません…
Royal Exchange:第2次世界大戦までコットン貿易の世界的な中心地とされた場所。現在は、国内最大の円形劇場として使われています。
Saint Ann's Church:中心街にあります。静かな雰囲気で、こじんまりしたカフェも併設されています。
The Midland:1903年に開業した歴史あるホテル。泊まってみたい。
Chetham's Library:1653年に設立されたイギリス最古の公共図書館。
Heaton Park:行ったことないです。中心街からは通そう。
St. Mary’s Church:行ったことないです。イギリスは教会が観光地になりがち(2回目)。
Cully mile:インド・中東系のレストランが並ぶ通り。マンチェスター大学からさらに南の位置にあります。「夜は少し危険」と言われています。

Saint Ann's Church

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