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落語と私パート2

参加して参りましたよ、今年も一門会。
私のネタ下ろしの演目は「天狗刺し」。
阿呆な男が「天すき屋」を始めようという不思議な物語。
そう、「天すき」の天とは、天狗の天。
つまり天狗を煮て食べようという、冷静に考えればグロテスクな物語。
耳で聴きながら、情景を思い浮かべて滑稽に話はするのですが、いやはや、グロかった・・、

今年の一門会はそれは立派な会場での開催は叶いまして、人生で初めて、燦々と照明に照らされた舞台上に設られた高座に登らせていただきましたよ。

今回ご一緒した猛者たち

金屏風も立派でございますでしょ?
達者な面々で、気も引き締まりました。

さて、前回の落語の話題で、なかなか、役者には落語、かなりの勉強素材になるのではないか?という観点で、今回、改めてネタおろし(初めて喋るお話)をさせていただきました。

過去の噺家さんの素材を耳で聴きまくり、自分なりに登場人物の関係性や、物語の起承転結を噛み締めながら作り込んでいく。
今回は10分の尺でしたから、2週間で仕上がりました。

これは慣れてきたらもっと吸収力が上がるかもしれないという手応えと、やはり落語を口に馴染ませるには、その話の中に出てきた風景をいかに頭の中で具現化していけるか?にかかっていると再認識。

そしてこれって、芝居でも同じこと。
人生設計でも同じこと?

これから、新たなオーシャンに漕ぎ出す僕にヒントをくれた一門会でした。

私の勇姿

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