ロボットの連携プレイで切り拓く省人化の未来!~積水樹脂の次世代物流ソリューション~
こんにちは。積水樹脂グループ公式note編集部土井です。
少し前ですが、東京ビックサイトで開催していた「JAPAN PACK 2023 日本包装産業展」に行ってきました。当社の総物・アグリ事業部の総合物流部門が出展をしていました。そこで見た様々なロボットの物流の発送の現場での連携プレイを本日はご紹介します。
JAPAN PACK 2023(日本包装産業展)に行ってきました
「包装」は身近ですが、エコバッグ含めて世の中では環境問題もあり、また人手不足を解消するために自動化などが必要な分野。
会場の東京ビッグサイトは様々な企業や来場者ですごい熱気でした。
物流分野は当社の初期からの事業
当社は1964年からPPバンドという包装資材を製造・販売しています。
PPバンドとは下の画像のように荷物の固定などに使うものです。
みなさんも1度は見たことあるのではないでしょうか?
このPPバンドは当社の製品の中でも初期のものです。
近年はこの包装資材だけでなく、物流の全体的なソリューションも
行っています。
近年は物流全体のソリューションを提供へ
例えば下のイラストの製品名はすべて当社グループの製品。
この物流ソリューションの中でもこのごろ特にお客様からの問い合わせも多い自動化のソリューションについて JAPANPACKの出展の担当でもある総物・アグリ事業部の大村さんに話を聞きました。
この展示会では荷物を物流センターから発送する際のソリューションを
実際にデモで見せてもらえます。デモで見せてもらえるくらい、広さもとらないってことですね。
1つ1つ説明をお願いします!
1 AGV ~運ぶ~
AGVは「Automatic Guided Vehicle」と書き、「無人配送車」のことです。
荷物をある地点からある地点まで運んでくれる車です。
運んできた荷物をこのベルトコンベアーに荷物を載せると
2 自動秤量機~量る~
その流れている間に自動秤量機が荷物の重さを量ってくれます。左下に計測結果の19.7㎏というのが見えるでしょうか。
ちなみにこれは「ひょうりょうき」と読みます。(私は読めずにこの原稿を書く際漢字変換できず苦労しました)
なぜ量るのかって?
宅配便などを送るとき必要な情報は「送る荷物の情報」に加えて「重さ」と「寸法」だからです!
というわけで次の機械は
3 寸法測定機~測る~
この機械、あとで動画で見ていただくほうがわかりやすいかと思うのですが、上からそっと荷物の寸法を測ってくれるのです。
そういえば健康診断での身長と体重の計測に少し似ていますね。
4 ラベラー~貼る~
この機械に事前に入れていた送り状のデータと重さ&寸法のデータを合わせた伝票が自動的に手前のプリンターから打ち出されて、荷物に伝票を貼ってくれます。
5 ストレッチフィルム~伸びる~
この荷物を運びやすいように、また荷崩れしないように伸びてまとめてくれるのがストレッチフィルム。これも当社の製品です。
この自動で荷物をまとめる全自動ストレッチ包装機は発売以来3,000台以上の実績を誇ります。
下の画像だと滝のように落ちる水のように見えるものがストレッチフィルムです。
また、このストレッチフィルムも2,000mの長さがありますが、1つのストレッチフィルムを使い終わった後に次のストレッチフィルムと交換して、再度荷物をまとめるという作業も必要かと思うのですが、
6 フィルム自動交換機~繋ぐ~
フィルム自動交換機が次のフィルムとずれなく繋いでくれるのです。
このデモではわかりやすいように違うカラーのストレッチフィルムを使っています。
7 安全柵~守る、開く~
この自動化のソリューションを安全のために周りを囲む安全柵も当社の製品です。
全自動ストレッチ包装機も含めたソリューションの一連の流れをぜひ動画で体感してみてください。2分ほどです。
デモでは毎回たくさんの人だかりができていましたね。
物流ソリューションを必要とされている方はどんな人?
土井)大村さん、この機械はどのような現場に人気があるのでしょうか?
大村さん)工場、物流倉庫ですね、今は人不足と言われていることもあり、そういう現場からの問い合わせが多いです。特に24時間稼働しているところや、一日当たりのパレット包装作業が多い現場、冷蔵/冷凍庫内など作業環境の厳しい現場はとても好評をいただいています。
土井)ロボットには「寒い」「眠い」は関係ないですものね。荷物が梱包されて配送されていく様子は圧巻でした。ありがとうございました。
ぜひ様々な展示会で一度ごらんください! 土井