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夕書房
2023年4月3日 09:04
観客の数と質を考える田中 穣さんは中学生のとき初めてニューヨークのアメリカン・バレエ・スクールに行って感動したと書かれていますが、その「感動できる」ということにも、やっぱり下地が必要だと思うんです。僕には、いいと言われているものに感動できない自分について考えざるを得ない時期があった。自分が見て面白くないものは無意味だと切り捨てられず、「世間でいいと言われているものがわからない俺ってなんなんだろう」
2023年4月2日 09:16
田中 まずは、出版おめでとうございます。これが著書第一作というのは意外な気がします。金森 ありがとうございます。実は10年ほど前に一度、色々なところに書いた文章をまとめて出版する話が大手出版社からあったけれど、原稿を送ったきり連絡が途絶え、そのまま闇に消えていた。だから自分は出版には縁がないのだと思っていたら、昨年、夕書房・高松さんとの出会いがあって。そこから一気に進んだので、物事って進むとき