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副業と在宅ワークの普及が日本を救うかも

この話の趣旨は主に以下の2点です。
【1】日本と日本人が再び豊かになるためには「人材という資源の最適な運用」が不可欠である。
【2】これを人材側の自由意志に任せて実現するには「副業と在宅ワーク」の普及が有効である。

これを順を追って説明します。

副業の普及が、人材不足≒ビジネスの停滞を打破する。

◆日本が再び豊かになるには皆でもっと働くしかない


いきなりブラック企業の社長みたいなこと言ってるけど、そうじゃないから安心してくれ。

ぶっちゃけ、経済的に日本が再浮上するかどうかはどうでもいいっちゃいいんだけど、俺は「日本人一人一人の生活が、豊かになってほしい」とは思ってるんですよ。でもそのためには日本経済が豊かになる必要があるわけです。で、そうなると日本人一人ひとりがもっと働くしかないってことになってくるわけです。

なんでそうなるのか?ぶっちゃけ日本には【資源】も無いし、この数十年【イノベーション】も起こせなかったじゃないですか。そうなると、もう残ってる武器は人間そのものくらいしかないわけですよ。実際、高度経済成長期とかバブル期はそれこそ日本人が馬車馬の様に働いてたから成り立ってたわけじゃん。

でも日本人って今、そんなに働きたがらないでしょ。
でもそれって、めちゃくちゃ当たり前のことなのね。

◆だからって金がもらえないのに、働けるかっつーの!


だってバブル期みたいにお金がもらえるわけじゃないのに、バブル期みたいに働けと言われても無理じゃん?日本のGDPとか一人あたりGDPってのは下がってる。要は国の儲け、国民一人ひとりの儲けってのはどんどん下がってるわけです。結果として日本人の収入水準はこの数十年、ずっと上がってないわけさ。

実際、企業で正社員として働いててもさ、そんなに収入アップしてく未来って見えないよね?よほどの大企業とか、めっちゃ利益率のいいビジネスやってる企業にお勤めの方は別なのかもだけどさ。

多くの日本人は「あんまり会社で一生懸命働いても、給料は低いし、この先も上がっていきそうにないし、だったら定時で帰りたい」って思ってるわけですよ。これは言い換えれば、「もう企業には、自社の事業に従業員をフルコミットさせるだけの報酬が用意できない」って状態だと思うんだよね。

◆というわけで仕事に対して人材が足りていない


でも一方でだよ、仕事がないわけじゃないんだよ。むしろ糞ほどあるんだよ。ニュースとかで散々言われてるし、社会人として働いてる人は痛感してると思うけど、人材不足ってのはずーっと変わってないのよ。これは俺達、人材業界の人間もずっと感じてる。

で、人材が不足してるってのはどういうことかっていうと、どこかでビジネスが停滞してるってことなのね。人が足りてれば動かせたはずのビジネスが動いてないってことなのよ。ビジネスが停滞してるってことは、お金が生まれないってこと。つまり人材不足は、経済の停滞の大きな要因の一つなわけですよ。

じゃあ、その停滞してるビジネス、動かしましょうよって話なんですよ。
どうやって?だから、日本人みんなに一生懸命働いてもらって…ですよ。

いやいや、またブラック企業の社長みたいになってきたかもしれんが、そうではないから安心してくれ。さっき俺は「企業にはもう従業員をフルコミットさせるだけの金は用意できない」って言った。けど、それは「一社単体では無理」って意味でさ。じゃあ一社単体って枠を取っ払えばいいじゃんね。

要するに「皆が副業を持つ」って形でだったら、充分な金ゲットできるんじゃねって話よ。

◆副業だったら金がもらえるから働いてもいいかって気分になる


個人側で言えば、副業ってのは収入源を増やすってことだから「頑張ったって上がるんだかわからん自分の会社の収入アップ」に期待するよりは、全然、やる気でるわけだ。実際、副業に限らず「収入源を本業の給与以外にも持とう」って考え方は、もうトレンドの域を超えて常識の範疇に入りつつあるよね。

つまり「一社単体では日本人を仕事にフルコミットさせる報酬は用意できないが、複数の企業なり顧客なりの連合体にならできる可能性がある」ってこと。国や企業、自治体などの組織側のメリットで言えば、労働力が充足する。そしたら滞ってたビジネスなり事業が動くよね。そしたら金が生まれだすよね。そしたら日本人の収入は増えるし、国も経済的に強くなっていくよね。そういうことを、私は言っている。

◆つまり副業が普及すれば人材不足≒ビジネスの停滞が緩和される


だから今後、日本は今よりもっと、副業を常識化させていくべきだと思う

もちろん強制しちゃいけないけど、本人が副業したいって思ったら何の障害もなくできるような状態にはしておくべきだろう。行政や企業側は制度を見直すべきでしょうと思いますよ。

それに何も副業の効果ってのは、収入だけじゃないんですよ。
精神面の充足も助ける可能性があるんですよ。ユノンセーン。

◆副業は、メンタルヘルスにも効果あり?


日本人のストレスを原因とするメンタル疾患率って上がっていく一方じゃないですか。かくいう私もその一人なわけですが。で、これには色々な原因があるから一概には言えないんだけど、一因として「日本人の承認欲求が適切に満たされていない」ってのがあると思うんだよね。

日本人って承認欲求を満たす方法を、結構、限定しちゃう癖があると思うのね。

こと仕事においては「自分が勤めている会社で認められなくちゃダメ」みたいなね。それだとどうしても苦しくなっちゃう。精神的に追い詰められやすくなっちゃうと思うんだ。けれど、副業を持てば、承認欲求を得るための手段というか「場」を増やして、分散させることができるじゃない。

仕事と言えるかは微妙だけど、俺も音楽活動を再開してさ。結構、ギャラありの仕事とかも振ってもらえるように最近なってきてさ。仕事(に近しい)行為で、承認欲求を満たせる場が2つに増えたんだよね。これって精神衛生的にかなりプラスになっていると思う。

ただでさえ労働人口が減っている今、人材不足が叫ばれている今。メンタルヘルスに問題を抱える人は少ない方がいい。もちろん大前提、人道的な意味でそれはそうなんだが、経済的合理性もあるのです。

◆この章のまとめ


つまり整理すると
▼日本人および日本が豊かになるためには、日本人がもっと働くしかない。
▼でも日本企業はもう、日本人を夢中で働かせられるほどの給料払えない。
▼これにより、慢性的な人材不足が起こりビジネスと経済が停滞している。
▼副業が普及すれば、収入を増やせるので、もっと働こうって人が現れる。
▼それは実質労働人口が増えるってことなので、企業なり何なりも助かる。

※加えて精神的充足感を得る手段の多様化という意味でも、社会と個人にプラス影響が出る。

ってお話ですね。

在宅ワークの普及が、副業の普及には必要

はい、ここで在宅ワークね、皆が副業するためにはここの普及が欠かせない。

それは以下の理由からです。
【1】時間的な縛りから人材を解放するため
【2】場所的な縛りから人材を解放するため
【3】特定人材の、一極集中を軽減するため

◆時間的な縛りから人材を解放するため


これは結構イメージしやすいと思う。ぶっちゃけ副業しようと思ったら、時間ってのは少しでも多い方がいいわけだ。で、在宅ワークだったら当然、通勤時間が減る訳だ。片道1時間かかる人なら、1日2時間節約できる。2時間はでかいですよ。俺は本業がライターだからいうけど、一日2時間空いたら、記事のボリュームにもよるけど、2~3日で1件くらいは余裕で依頼をこなせるからね。20日稼働したら最大10件くらいはできる。

◆場所的な縛りから人材を解放するため


まず場所に縛られて得することなんか何もない。こんなことは常識。だからどうしても個別具体的な話になちゃうんだけど…「副業をしやすくするための利点」という観点でいくつか事例を挙げてみる。

たとえば実家のそばに住めるとかはあるよね。

在宅ワークで、今まで職場の近くに住んでいた状態から、実家の近所に住んだとしよう。そうなると何がいいかって、たとえば育児とかにおいて実家の協力を得られるかもしれない。保育園の送り迎えをしてもらったり、夫婦二人とも仕事で子ども見れない時とかは1日見てもらったりさ。そうなると、時間的なリソース、体力的なリソースって面で助かるのね。そうなると副業をする上ではもちろん助かるよね。

これは余談だけど、副業うんぬんの前に核家族化ってーのは結構、現代社会の足を引っ張ってると思う。夫婦共働きが当たり前になった、だから育児に割くリソースがない、だから少子化になる、だから労働力不足になる、だから国も個人も貧しくなる。そんな連鎖は容易に想像できる。今から3世代が同居していた時代に戻るのは無理だろうが、物理的に相互サポートができる距離に住むというのは結構重要だと思う。

もちろん、これは実家・義実家との仲が悪い人達には通じない理屈だと思う。だからあくまで一例。

後は仕事を複数持つ上で、どうしても在宅ワークが不可能という仕事がその中にあった場合、在宅ワークが不可能な方の職場に合わせて勤務地を選ぶといった、柔軟な選択が可能になる。

あとはちょっとズレるけど、わざわざ家賃の高い都市部に住まなくて良くなる。

国も人も豊かになるための副業普及という目的に対して、在宅ワークの普及は、個人のあらゆる選択肢に対する制限を軽減するという意味でとても重要なのである。

だからもう、在宅ワークじゃなきゃ絶対に不可能という仕事以外は「国で在宅ワークの義務化くらいしちゃえば?」くらいに思うよ。もちろん在宅ワークってのは設備投資も必要だし、マネジメントノウハウも必要だし、企業からしたら容易にできることじゃないんだけど、その方向を目指して国は動くべきだと思う。

サステナブル的な観点から言っても、無駄に人間が移動しない方が、エコだしね。

◆地方と都市部の人材の偏りを軽減するため


今って相対的に言えば「ホワイトカラー従事者は地元を出て都市部に集中し、ブルーカラー従事者は地元に残る」って構図がなんとなくあると思うんよね。

これもあくまで相対的になんだけど、ホワイトカラー従事者の方が大卒率って高いじゃん。で、大卒者の方が地元残留率って低いと思うのね。これは中学高校時代の友人とかを思い出してもらえば分かると思う。

で「地方にホワイトカラー系の人材が出て行っちゃって、都市部(特に東京とか)にホワイトカラー人材が集中する」って現状は、あんまり良くないと思ってる。ホワイトカラーとブルーカラーの優劣がどうこうって話じゃないよ?念のため。あくまで得意とする分野の違いの話をしてる。

要はホワイトカラー系の人材が必要とされてるのは都市部だけじゃないって話なのよ。当たり前だけど。日本全国にホワイトカラー系の人材とブルーカラー系の人材がバランスよく配置されていた方がいいに決まっている。在宅ワークが普及すれば、これが叶うわけさ。

たとえば所属は東京の企業だけど在宅ワークで地元で働いていてるホワイトカラー人材がだよ、副業として地域自治体の非常勤職員として町おこしの企画を練るとかさ、そういうことができる様になるわけよ。

副業の普及が日本の労働力不足解決に一役買うって言ったけど、それは実質的な労働人口を増やすだけじゃ実現できなくて、スキル的な意味も踏まえて人材というリソースが最適に運用される必要がある。そういう意味でも、場所に縛られない働き方の普及は、すっごく意味のあることなのだ。

なんでいきなり、こんなコトを書いたのか


とまぁここまで書いてきたが、言いたいことを改めて集約すると
【1】日本と日本人が再び豊かになるためには「人材という資源の最適な運用」が不可欠である。
【2】これを人材側の自由意志に任せて実現するには「副業と在宅ワーク」の普及が有効である。

ということですな。

なんでこんなことを書いたかっつーと、マジで日本の行く末にはおれ、危機感を持ってる。いや、まぁぶっちゃけ始めは、俺個人というか、俺の家庭の行く末に危機感を感じたのがきっかけ。まぁ正直、金が足らんのよ。マジで。でも俺ってそんな社会人として貧困に喘いでる側の人間じゃないはずなのよ。ということは、他にも行く末が不安な個人なり家庭がたくさんあって、で、つまりそれは日本の行く末がヤバいってことじゃない?

その現状を打破するためには何が必要かって考えた時に、もう、マジで日本人が全員、一生懸命働く以外、おれ思いつかんかった。でも、共産主義国家みたいに国が強権を発動して、企業や人間を駒の様に扱って、それを実現するディストピアもゴメンだと思った。

と考えると副業&在宅って、結構重要じゃね?と思ったっつー話。思いついたから書きたくなった。以上です。長文を読んでくれてありがとさんです。

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