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【3分で読める世界史】清の中国平定

清は、皇帝位についた康熙(こうき)、雍正(ようせい)、乾隆(けんりゅう)の3代で最盛期を迎えます。

この記事を読めば、まず康熙帝の中国平定の様子が分かります。


①三藩の乱

雲南

清は明の残党の制圧に協力してくれた呉三桂ら3人の武将に、雲南・広東・福建の地を与え、藩王としました。(三藩

しかし三藩は時とともに力をつけていき、特に雲南の呉三桂は独立色を強めていきました。

これをよく思わない康熙帝は三藩を廃止しようとしましたが、反発した呉三桂が挙兵。

他の藩王もそれにつづき、三藩で反乱を起こしました。(三藩の乱


②鄭氏台湾

台湾

一方、福建沿岸などで交易で勢力を強めていた鄭成功(ていせいこう)が、「反清復明」運動を始めます。

これに対し清は、海禁を強め、沿岸部の人間が手を貸さないように内陸に強制的に移住させる遷界令を出し、鄭氏を孤立させます。

しかし鄭成功は諦めず、台湾に渡り、占拠していたオランダ人を大軍で追い払い、そこを拠点とし抵抗をつづけました(鄭氏台湾)。


③中国平定

中国地図

しかし康熙帝は、これらの反乱をすべて平定します。

まず呉三桂が病死し、勢いが衰えた三藩の乱を1681年に鎮圧。つづいて1683年に鄭氏一族を破りました。

これにより台湾が清の領土となり、海禁も解き、海関(税関)を設け、民間貿易を認めました。


終わりに

A終わりに

康熙帝がその強さを発揮。中国を平定しましたね。

次回は、康熙帝の対外政策です。お楽しみに!


参考文献


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