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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2021年9月の記事一覧

ヘルシンキを地理学的に読み解こうとしてみる

しばらく、フィンランドのことがよくわからないでいた。ヨーロッパのまちを、しっかりと観察するのはこれがはじめて。 基本的にほぼ自分用メモみたいに書いてるのでアレですが、おそらく3〜5あたりがなんとなく歴史〜地理の話をしています。7の個人的なヘルシンキ解説はちょっとまだ暫定版ですが、割と何かが見えてくるかもしれない(俺が)。 とりあえず7で記載しているヘルシンキの森的マップ暫定版を置いておきます。 ※フィンランド全体の地理=フィンランドが一体どんな地形になっていて、どの都市

自分を変えようとブラジルに行き、ちゃんと変わって帰ってきた先生の話。 【週刊新陽 #25】

札幌は朝晩の冷え込みが増してきました。 先週の夜、寒くてヒーターをつけたのですが暑くなりすぐ止めました。さすがにまだ早かった(笑)。北海道の気温の変化に慣れるには、もう少し時間がかかりそうです。 さて、新陽高校では月に1度、保護者アンケートを実施しています。9月のテーマは情報発信でした。発信してほしいトピックを聞いたところ「学校の日常の様子」が1位で、具体的なご意見の中では「先生の紹介」というお声を複数いただきました。(アンケート結果概要はこちら) そこで今回は、私がそ

【日本語と韓国語の言葉は本当に似ているの?】第3回 翻訳できない韓国語

チョ・ヒチョル  日本と韓国は地理的にも近く、有史以前から今日まで多くの交流を行なっているので、文化においても似ている部分も多いですが、中には韓国独自のものもあり、翻訳しにくい言葉も多々あります。ここでは翻訳できないいくつかのことばを取り上げてみました。 ▲『翻訳できない世界のことば』(創元社2016年発行、エラ・フランシス・サンダース著・前田まゆみ訳、91ページ)  数年前に出版された『翻訳できない世界のことば』(創元社、2016年)は 「他の国のことばでそのニュアン

タンザニアのエアコンスタートアップはどんな人がやっているのか?

今回の記事は自己紹介です。 「自己紹介するなんて恥ずかしすぎるやないか」 と避けてきたテーマですが、スタートアップの社長として「自分がどんな人か」を出していくのも大事だと思い、重い腰を上げて書くことにしました。 弊社には、将来有望な学生インターンが3名働いてくれていますし、ありがたいことに「働きたい」と言ってくださる方も増えています。これから仲間になっていく方々に向けても、何かしら伝わるものが書けたらいいなと思います。 私はタンザニアでエアコンのサブスクリプションサービ

ボリバルとは、何者か? 資料でよむ世界史 11.3.1 ラテンアメリカの独立 ボリバルの『ジャマイカ書簡』

この記事は、「11.3.1 ラテンアメリカの独立 世界史の教科書を最初から最後まで」とリンクしています。 コロンビア、ベネズエラ、エクアドル…。 ラテンアメリカにある国々のほとんどは、19世紀初めにスペインと戦い、独立を勝ち取った国々だ。 しかし、新たに独立した国々には、じつにさまざまな人々が暮らしていた。 まず、植民地に赴任したスペイン人。 さらに植民地生まれのスペイン人(クリオーリョ)。 先住民(インディオ)。 先住民とスペイン人との混血(メスティーソ)。 奴隷と

観光再開、でもどうやって?=ドイツ版「GoTo」から考える

ドイツでは鉄道乗り放題キャンペーンがこの9月、2週間にわたり実施されました。新型コロナウィルスの感染者数が減少に転じると、社会の関心は諸々の再開に向かいます。 今回は、今必要なことは何なのか、ドイツの例を取り上げて考えてみます。 日本では緊急事態宣言の解除が発表され、経済再開に向けた様々な支援策が話題に上がるようになりました。 観光といえば、ごっそり姿を消してしまった訪日外国人に代表されるいわゆるインバウンド戦略をどうするのかも、先日の自民党総裁選のテーマのひとつになっ