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【治安悪さ世界13位セントルイスでの生活 ③】曙体形の警備員に警棒振りかざされ《゚Д゚》

「 治安悪さ世界13位セントルイスでの生活 ②」で起こった黒人青年が頭に銃を突きつけられていた事件から1週間後、電車に乗って帰宅中のことでした。

セントルイスの電車ではキセルのチェックをする警備員がいるんです!
悪い奴をチェックする仕事なんで、
見た目からして歯向かえなさそうな怖い人《゚Д゚》

190cmで200kgのおじさん(゚o゚;
例えてみると元横綱曙をスキンヘッドにし、
ボビーオロゴンくらいまで日焼けしたような見た目です!

そのおじさんが
「チケットプリーズ、チケットプリーズ」
と一人一人の切符を確認していました。

巨体をのっしのっしと揺らしながら
僕にも近づいてきたので財布を開けて切符を探しました。

すると、
「さっき買った切符がない ヘ(°◇、°)ノ 」
どこを探してもない (*_*)
どうにか財布の中から初めてセントルイスで電車に乗った記念残しておいた切符が見つかったので、それを見せることにしました(≧ω≦)

「大丈夫かな、使えるかな?」
ドキドキして切符を見せたところスキンヘッドの曙は冷徹にこう言いました。

「降りろ!」

そして次の駅のホームにおろされ、
その曙は
右手で警棒を持って
左手は人差し指でジェスチャーをしながら
「ID見せろ」と命令してきました!

画像1

(渾身の再現写真をご参照ください!)


ほぼ1週間前に見た拳銃を突きつけられている黒人青年と同じ光景!
だけどその時とは決定的な違いがあります。
1週間前は「他人事! 」
この時は「自分事(*_*) 」

異国の地、
日本では見たことない巨体のおっさん、
ボビーオロゴン並みに強そう、
しかもいつでも警棒でシバける臨戦態勢、

初めての状況に今まで感じたことのない恐怖心が襲ってきました(|||O⌓O;)

IDなんか見せたら終わりや!
なんとかならんかな!
必死で考えた結果、友達が学生用のフリーパスをくれていたのを思い出しました。
「俺のじゃないけど使えるかも!
よしそれを見せよう!」


僕はちょっとでも緊張すると手が震えてしまうんです(/ω\)
でも後ろめたいことがあるなんて思われたら付け込まれる!
こういうときは堂々とせなあかん。
絶対に手震えるなよ!

自分の心に強くそう言い聞かせ、
貴夫人になってつもりで優雅かつ堂々とポケットから財布を出し、
学生用フリーパスを見せました。

人間死ぬかもしれないと思ったらなんでもできるものなのか、
恐怖感を感じていたけど、手は全く震えませんでした。

その堂々とした姿のおかげか、
曙似のおじさんはフリーパスを見るなり
「なんだ〇〇大学の学生かー、はっはっは笑」
といって去って行ってくれました。

「よかったー」っと思ったけど油断は禁物!
フリーパスを受け取る手も絶対に震えてはいけない。
財布に入れる時も手は震えてはいけない。
そうやってまた貴婦人になろきって優雅で堂々とポケットに財布を戻しました。
「ふー、完璧!やっぱ堂々とした態度は大切!」

でもポケットに財布を入れようとして足が見えた時、
僕の上半身の貴婦人のような振る舞いには全く意味がなかったことに気づきました。


両ひざが高速に震えていました Σ⊙▃⊙川

正面にいた曙おじさんからの目線だと、どう隠そうとしてもわかる足の震え!!

頭隠して尻隠さず!
日本のことわざってほんと上手いこと言ってますね (⌒▽⌒) 


(トップ画像は無料画像サイト https://pixabay.com/ja/ より引用)


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