ついつい、子どもに感情的にイライラしてしまう。どうしたらいい? 2/3
「よくあるエピソードで考えてみよう」コーナー。
『ついつい、子どもに感情的にイライラしてしまう』の2回目です。
今日は【子どもの立場で考える】、いってみましょう。
イライラ感情的に怒ってしまうとき、お子さんは?
昨日は、イライラ感情的に怒ってしまうことに対してのあなたの気持ち、感覚をみていきました。では、お子さんはどうでしょう??あなたが、あなたのお子さんだとしたら。お母さんから言われる言葉や、お母さんの表情から、何を感じるでしょうか。
恐れ?不安?恐怖?焦り? それとも 安心?信頼?つながり?愛?
怒られるのは、嫌なこと・・・?
あなたが”怒り”の感情をお子さんにぶつけてしまった時、お子さんは恐れや不安、嫌な気持ちを抱くだろう。。。こう思われる方は多いと思います。実際、大半は嫌な気持ちなのかもしれませんが(笑)
ところが!?
「そうでないこともある」ということを、頭の片隅に置いてほしいのです。
僕自身の保育経験で、子どもたちから聞いた言葉です。
「ママはいっつも怒ってるけど、大好きなんだ~」
「かあちゃん、怒りたかったら怒っていいんだよ!」
他にも、ある日ふと子どもたちにこんな質問をしてみたときのことです。
さんた「あのさ、お母さんに怒られるのって、どう思う?」
3歳「○○は、嫌だ~」
3歳「ちょっとうれしい」
3歳「○○も、ちょっとうれしい」
怒られるのが「ちょっとうれしい」って、これ、わかりますか?
僕は、自身の過去を振り返ってみて思い当たるところがありました。
お子さんは、本当はどう思っているのか?
お子さんの立場に立ち、考えてみることはできるものの、それはあくまで大人側の想像やイメージにすぎません。実際にお子さんがどう思っているのかは、お子さん自身にしか分からないのです。「あなたの本当の感情を知っているのは、あなただけ」ということと同じです。ですので、
お子さんの本当の気持ちは、聴いてみないと分からないのです。
聞いても事実を答えてくれているかわかりません。お子さん自身も、自分が答えていることが”本音”だと確信できないかもしれません。それでも、お子さんの本音を”知ろうとする”ことそのものが、ものすごく重要なことなのです。
そして【やってみる】を繰り返すと気づくのですが、お子さんの”本音”を知るには、まず自分自身の”本音”がわかるようになる必要があるようです。
さんたの事例
【なぜか分からないけどイライラする!②】
自分自身のイライラの理由を、いくつか発見できた。
・月曜と火曜はなぜかそうなりがち
・周りの目線を意識して行動しているとき
・ひとりで抱え込み、頑張りすぎているとき
・他人に自分の努力を理解してもらえない、と感じるとき
・満月と新月の前後
などが、イライラしがちなタイミングのようだ。
子どもの立場で考えてみる。
僕がイライラしているとき、”怒り”と同時に疲れが毛穴から出ているらしく、子どもたちはいつも一歩引いてみてくれていた。むしろ心配してくれることが多かった。
あるとき。あまりに色々うまくいかなくて、ダメダメな自分を悔いて、子どもたちの前でぽそりと口にした言葉がある。「さんた、いけてないよね…怒ってばっかりだ。だめだめだわ…」と。すると3歳の女の子がこう言った。「そんなことないよ。さんたさん、いつも頑張ってるでしょ?」と。衝撃だった。まさかそんな風に感じてくれていたなんて。
そういえば子どもたちは、大人がどんなにイライラしていても愚痴をこぼすことが一切なかった。影でひっそりと笑いながら「あの人また怒ってる(^^)」とか言うのだが、「そんなに怒らないで!」とか「そっちが悪いんでしょ!」とかは一言も口にしたことがなかった。
※あくまで僕の場合、です。
☆ 今日の質問 ★
①あなたは、あなたのご両親に対して、「あのときは怒ってもらえてよかったな」と思える想い出はありますか?
②仮に、あなたのイライラをお子さんが受けとめてくれている。愛で包んでいてくれているとしたら。どんな感じがしますか?どんな気持ちがしますか?
③心の中で構いません。②をやってみて感じたことや気づいたこと、または伝えたいメッセージなどあれば、イメージの中でお子さんに伝えてみてください。さらに、あなたの感情やエネルギー、感覚も含めて、お子さんに伝える感覚でやってみましょう。
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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。
・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。
そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
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