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【涙腺崩壊】その悩みは情報不足(番外編)


人間関係の悩みは絶えない


正直言って、辛いですよね。


でも、それって相手の性格とか
相手の言動とかが問題というよりも、

実は情報不足が原因なのでは
ないでしょうか。


人間は、自分と違う価値観などを
持っている人を、ついつい批判的な
目で見てしまいます。


「いつも遅刻しやがって!」

「こっちの事を考えろよ!」


そんなこと1度くらい思ったことありますよね。

でも、それって情報不足かもしれないですよ。


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▼ どうしても好きになれない少年がいた
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今日は、「人間関係の問題は情報不足からくる
という前提に立つと、人間関係がものすごく
豊かになるという素晴らしい事例を
ご紹介させていただきます。


小学校教諭 鈴木秀子先生のお話です。


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その先生が五年生の担当になった時、一人、
服装が不潔でだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。

中間記録に先生は少年の悪いところばかりを
記入するようになっていた。


ある時、少年の一年生からの記録が目に止まった。

「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。
 勉強もよくでき、将来が楽しみ」

とある。

「間違いだ。他の子の記録に違いない」
 先生はそう思った。


二年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず、
 時々遅刻する」
と書かれていた。


三年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、
 教室で居眠りをする」

三年生の後半の記録には
「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」
 とあり、


四年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール
 依存症となり、子供に暴力をふるう」


先生の胸に激しい痛みが走った。


ダメと決めつけていた子が突然、
深い悲しみを生き抜いている
生身の人間として自分の前に
立ち現れてきたのだ。


先生にとって目を開かれた瞬間であった。


放課後、先生は少年に声をかけた。


「先生は夕方まで教室で仕事をするから、
 あなたも勉強していかない?
 分からないところは教えてあげるから」

少年は初めて笑顔を見せた。


それから毎日、少年は教室の自分の机で
予習復習を熱心に続けた。

授業で少年が初めて手をあげたとき、
先生に大きな喜びがわき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。


クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。

あとで開けてみると、香水の瓶だった。


亡くなったお母さんが
使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、
夕暮れに少年の家を訪ねた。


雑然とした部屋で
独り本を読んでいた少年は、
気がつくと飛んできて、
先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんの匂い!
 きょうはすてきなクリスマスだ」


六年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業のとき、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。
 そして、いままで出会った中で一番
 すばらしい先生でした。」


それから六年。またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。
 僕は五年生で先生に担当してもらって、
 とても幸せでした。おかげで奨学金を
 もらって医学部に進学することができます。」


十年を経て、またカードがきた。


そこには先生と出会えたことへの感謝と
父親に叩かれた体験があるから、患者の
痛みが分かる医者になれると記され、
こう締めくくられていた。


「僕は五年生の時の先生を思い出します。
 あのままだめになってしまう僕を救って
 下さった先生を、神様のように感じます。
 大人になり、医者になった僕にとって
 最高の先生は、五年生の時に僕を
 担任して下さった先生です」


そして一年。

届いたカードは結婚式の招待状だった。

「母の席に座ってください」と一行

 書き添えられていた。


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「人の事が信じられないな」

「この人苦手だな」と思った時に、

このメッセージを思い浮かべてみてください。


そして、

「単なる情報不足だ」

という前提に一度立つように意識をしてみましょう。


なぜ意識をする必要があるか?

忘れてしまうからです。


すぐに相手のせいにしたり、
「相手が嫌な奴だ」と

決めつけようとするのが人間です。


だからこそ意識して、思い出してください。


人間関係で悩むようなことがあったら、

「その原因は情報不足だ」

その前提に立ってみましょう。


今回は、YouTube講演家
鴨頭さんの記事より引用
させていただきました。


最後までお読みいただき

ありがとうございました。


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