見出し画像

考察〜「理想の姿勢」の秘密を探る〜その②

こんにちは、伊野波です。

前回の続きです。

前回の記事はこちら

今回は、前回の考察を踏まえて
もう少し深ぼることと、
まとめていきたいなと。


理想の姿勢とは


『なるべくリラックスしているが
いつでも即対応(動くことが)できる、
準備が整っている心身の状態』


と述べました。


ここで重要なのは

『心身の状態』


という点です。


一貫してお伝えしているのは
「肉体的に真っ直ぐなだけ」が
理想的な姿勢ではない。


ということです。


心構え、気構え、気持ちなど
精神的な部分を含めたものが
理想の姿勢なのではないかと考えます。


この精神的な部分について
もう少し深ぼっていきたいと思います。


姿勢とは「勢いある姿」


姿勢とは読んで字の如く、

『勢いのある姿』

と書きます。

イチロー選手の姿勢は美しい。


時期によって微妙な差こそあれ
誰の目にも明らかです。


これって、イチロー選手の
毎日のルーティンや道具を大切に扱うことや
トレーニングや食事や記者に対する発言など。


野球に対する取り組み。
イチロー選手そのものが
ひとつひとつの動作ににじみ出て


見えなくても見える
美しさを『感じる』姿勢になる
のだと思います。


野口整体創始者の野口晴哉氏は、
こういう言葉を残されています。

『勢い』


その姿勢に勢いはあるのか。


これをもう少し
言い換えてみましょう。

姿勢とは『意識』


『勢い』=『意識』


と置き換えてみると
見えてくるものがあります。


『人は意識したものしか見えない』


ということを20代の頃、
潜在意識研究45年の水口清一先生に
教えてもらいました。


例えば


『アップルウォッチが欲しいな』


と意識した瞬間、
やたらアップルウォッチに関する
情報をやたら目にする。


そういうった経験ってありませんか?


赤を意識したら赤ばかり
目に留まる。とかとか。


こういうのを『カラーバス効果』と言います。

【カラーバス効果】
カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。

カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり色の認知に由来するが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起きるとされる。

シマウマ用語集より引用

つまり、


あなたが日々
何を意識してるによって
勢い=姿勢が変わる


ということです。


もう少し
この『意識』を分解してみます。


意識とは、、、


意識
=いし+き
=意志+気


意識とは、『意志+気』のことです。


意識の「気」はエネルギーの大きさ。
意識の「意志」はそのベクトル(方向)です。


ヤンキーをイメージしてもらったら
わかりやすいと思います。


ヤンキーは気が大きいけど
方向が間違っています。


社長になった人が昔ヤンキーだった
ということを聞くのは、
元々大きかった気があって
その方向にシフトできたからです。


あなたの気はどれくらいの大きさか。
あなたの意志はどの方向に向いていか。


自分ばかり意識しているのか。
人のことばかり意識してるのか。


過去を意識してるのか。
未来を意識しているのか。
今を意識してるのか。


どんな夢や目標があるのか。
どんな思想を持っているのか。
どんな信念を持っているのか。
どんな志を持っているのか。


こうした意識の集合体が勢いであり
「理想の姿勢」を形作る土台になります。


これは「マインドセット」とも
近しいと思います。
(*「マインドセット」は執筆中。8/15リリース予定(有料版note))
完成しました。


「意識」という土台がベースにあり、
前回お伝えした動物的な「感性」


そして、もう1つは人間的な「知性」


この「感性」+「知性」に人間的な美しさや
理想を感じるのだと思います。

『知性とは、答えのない問いに対して、その問いを問い続ける能力である』

田坂広志


前回も少し触れましたが
子供の身体は柔らかいです。


天才的。


ですが、そこに「知性」は感じられません。
どちらかというと「自然」の美しさです。


僕たちが、思わず見惚れてしまうような物や人には
洗練された、気品のような、美しさを感じます。


なんと言いますか、
職人芸とか人間国宝とか武道の達人とか
普通では到達できないそちら側の世界です。


きっと、その世界の達人たちは
答えのない問いを問い続けた結果
なんだと。


「感性」+「知性」が融合して
人間としての美しさへと
昇華しているのだと思います。


姿勢5つの構成要素


さて、


ここまでをまとめると、
理想の姿勢を構成する要素は合計5つあります。


まず、大きく分けると
内面的と外面的。
精神的と肉体的とも言えます。


内面的(精神的)には


1)意識
2)感性
3)知性


こちらの3つです。
これをベースとして、


外面的(肉体的)に


4)形(骨格の配列)
5)質


が加わります。


これら5つの要素が
全て合わさって美しい
「理想の姿勢」となるのだと。


そのように考えております。


いかがだったでしょうか。


では、この「理想の姿勢」を作るには
具体的にはどうしたらいいでしょうか。


それはまた次回になります。


今日はこのへんで。


ありがとうございました。


伊野波

続きはこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?