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職業性ストレスを溜めない考え方

ストレス社会の現代において
この記事を見ている大半の方は、
社会人もしくはメンタルヘルスに不調を
感じている方だと思います。

昨今、働き方改革が促進され
いくらかは業務内容が
改善されているとは言え、

人手不足やコスト削減で
1人あたりの労働力は
依然負荷がかかっている状況です。

私の前職は大企業だった事もあり、
比較的働き方改革を
充分に導入していました。

しかし現状は、
・36協定ギリギリの労働を求められる
・業務量は変わらないので朝早く出勤
・残業したい時に逆にできないので自由度が低い
・退社時間が決められるので時間がないと休憩カット

上記のように
表向きを良くする為に必死で
逆にメンタルヘルスに良くないのでは?
と疑問を抱く状況になっていました。

「だから会社が悪い!」
と言いたい所なのですが..

実際のところ企業は多くの労働法に
縛られているという現状もあり、

全てを会社の責任にするのも得策ではない。

改善を訴える事は大事です。
しかしその一方で
組織として浸透させる事が
難しい事実はありますよね..

例えば組織で新しく決めたルールが
すぐ忘れ去られる経験。
皆様はありませんか?

組織を変えるのって中々難しいんです。

現在あなたが所属している
会社によりますが、
このような状況下に置かれている
企業、従業員は多くいます。

ではイチ従業員がどうやって
職業性ストレスによる
体調不良や疾病を防ぐかと言うと、

「職業性ストレスを溜めない3つの考え方」

がとても大事になります。

これを頭の片隅に入れておくだけで
あなたは日々蓄積される
ストレスを減らす事ができ、

慢性的な体調不良や疾病を
発病させるリスクを
減少させる事が可能になります。

前置きが長くなりましたが、
次章で3つの考え方について解説します。

✔️本日のテーマ

社会人必読!ストレスを溜めない為の3つの考え方を紹介します!

筆者について

新卒で大手メーカーの
営業職に就きましたが
過労でパニック障害と診断され
休職を余儀無くされました。

当初は常にめまいがある状況で
頭重感、過呼吸、現実感の消失..
更に不眠症も併発して
絶望的な状態でしたが..

1年4ヶ月で克服して
復職に成功することができました。
(2022年11月現在、3年8ヶ月再発なし)

🎖メンタルヘルスマネジメントⅡ種 取得済


①気づく力

ストレスと上手く付き合っていく為には
「自身でストレス予防をする」
ことがとても大事になります。

そこで一番大切なのが、

「ストレスに気づく」です。

多忙な毎日を送っていると
自分の身体、メンタルケアが
少し悪くなったり変化があったところで
中々気付けないですし
後回しにしてしましますよね?

特にメンタル面においては
認識しづらいです。
自分の身体、メンタルの変化に
気付く力が必要になります。

あなたは以下のような例に
当てはまってはいませんか?

「仕事に追われ、気づけば夜になっていた」

「休みたいけど上司やお客様を優先して消耗した」

「休日になるとバタンキューで動けない」
(土日でガッツリ休む)

このような頑張り屋さんは
自分の身体と心を犠牲にして
ストレスに気付けていない
可能性が高いです。

私もパニック障害になって
休職を経験するまでは
上記のような自分を犠牲に
しすぎるタイプの人間でした。

復職後は

「今自分焦っていて呼吸が短くなっていた」

「今日はいつもより疲れているから30分早く上ろう」

など小まめに自分の心身の状態に気づき、
ケアができるように意識しました。

「ケアする時間がない場合は?」

仕事をしていれば
上記のような日もあると思います。

もちろん私も
同じような状況は往々にしてありました。

どうしても休憩する時間がないときは

「1分だけ目を瞑って深呼吸」

「小まめにトイレ休憩に行く」

「5分だけ散歩」

などなど限られた時間でも
工夫して自分を
癒してあげていました。

これだけでも全然効果実感できるので
試して欲しいと思います。

まずは心身の変化に気づく。
そして少しでも良いので
ケアしてあげましょう。


②上司、同僚を頼る、相談する

上司や同僚を頼ることは
職業性ストレスを解決する
一番大切なパートになります。

何故か?

それは従業員の職場の悩みを
解決(軽減)する事が直接
ストレス軽減に繋がるからです。

前章ではご自身で不調に気づき、
小まめにケアしてあげる
大切さを記述しました。

ただセルフケアだけでは
職業性ストレスの「根本的な解決」
にはなっていませんよね?

いくらセルフケアを徹底したとしても
そもそも仕事で膨大なタスクがあり
自身の健康を維持することは難易です。

なので並行して
直接的な問題解決を
図ることも大事なんです!

例えばあなたが忙しいとき。

「上司や同僚のサポートをお願いする」

相談をするにしても
職場の問題に限っては
家族や友人よりも
職場の人間に相談するのがベストです。

当たり前の話ですが職場の問題は
職場の人間が一番理解できるし
直接的なサポートを得られますからね。

なので上司や同僚を頼って
直接的に問題解決を図りましょう。

そうすることで
自身の仕事量を地道に軽減し、
直接的なストレスダメージを
回避することができます。

「とは言っても中々助けを求めるのが難しい..」

このように感じる方も多いのでは?
と思います。

私もそうでした。

これに関しては
あなたのできる範囲で良いんですよ!

例えばあなたの忙しさが現在「100」
だとしたら「80」
になれば良いと思いませんか?

コツは完璧主義にならないこと。

可能な限り負担を減らす努力をしてみましょう。


③家族、友人、産業医、その他支援を頼る

会社以外の人に頼ることもとても重要です。

理由は言うまでもないかと思います。

シンプルに話を聞いてもらうだけでも
効果がありますからね。

家族、友人、同僚はもちろん
もし現時点で既にあなたが
メンタルヘルスに不調を感じているのであれば、
ご自身の会社の産業医を頼るのもアリです。

産業医とは?
事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。
産業医学の実践者として産業保健の理念や労働衛生に関する専門的知識に精通し労働者の健康障害を予防するのみならず、心身の健康を保持増進することを目指した活動を遂行する任務があります。

引用:公益社団法人東京都医師会

産業医に相談して会社にバレない?

このようにプライバシーの心配が
ありますが問題ありません。

話の内容は守秘義務で守られているので
外部に漏れることは一切ありません。

仮に産業医が情報を開示する
場合があったとしても
必ず相談者の許可を得る必要があります。
(⚠️緊急性がある場合は相談者の許可を得ず最低限の情報を開示することもある)

メンタル不調だからといっていきなり
精神科やメンタルクリニックに行くのは
抵抗がありますよね..

そもそもメンタル不調の概念が
分からない方も
多くいらっしゃるかと思います。

まずはご自身の会社の産業医に相談して
次の判断を仰ぐのも良いと思います。

最後に

日々のストレスは知らぬ間に
チリツモで溜まって行きます。

そして多忙になればなるほど
ストレスに鈍感になってしまいます。

私もそうでしたが精神的に崩れるときは
いきなりやってくるんですよね..
(本当初めは自分の身に何が起こっているのか理解できなかった)

ただ実際に自分が
精神疾患になる以前のことを
振り返ってみると
予兆はたくさんありました..

だから経験者は語るではないですが
今回お話しした3つの考え方は
常に頭の片隅に
入れておいて欲しいと思います。

①自分の身体、行動の変化に気づき
 ケアしてあげること。

②過剰な仕事量は相談して
 問題解決を図ってみること。

③その他周りのサポートを得ること

これらを意識していただき
職業性ストレスと付き合って
ライフワークバランスを
整えて行きましょう!



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