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2024/07/08(月)初めての英国ナイトクラブで打ち負かされた話。

金曜日のイギリス・バーミンガム。

普段の忙しい(せわしい)街とは打って代わり、ファンシーな雰囲気を魅せる男女で溢れ返る。

ナイトクラブから漏れる爆音に吸い込まれるかのよう、セキュリティに身分証を見せた若者たちが流れるように入店する。

イギリスならではの文化を知るまいと生粋の英国遊び人にお願いし、渡英2ヶ月目にして初めてナイトクラブに飛び込んだ。

耳がはち切れそうになるほどの音楽に合わせて陽気な男女が踊り狂う。

友だちは眩しい笑顔ではにかみ、慣れた身動きで空間に溶け込み始めた。

あまりのぎこちなさにアルコールの必要性を察知した僕は、すぐさま注文したビールを体内に注入する。

顔はすぐさま真っ赤になるくせに酔いは回らず、ジョッキを片手に、お取り込みに勤しむ友だちを眺めていた。

個人的にも客観的にも、特別格好良いとは言い難い彼。しかし持ち前の自信と積極性で、ブルーアイズにブロンドヘアの英国女性をロックオンし、いつの間にか2人して姿を消した。

一方の僕は、日本のクラブでさえ苦手意識を感じているので馴染める筈もなく、いつの間にか帰宅するための終電時間を調べていた。

「(全力で走れば帰れるな。もう出よう。)」

居心地の悪いクラブを後にすることを決意し、出口へと向かう。しかし、踊り狂う密集地帯を通り抜けることは難しく、帰りたくとも帰してくれない英国のダンスホールに打ち負かされた。

最後に、初めてのナイトクラブで学んだことは以下の通り。

・圧倒的な自信、積極性がある者が勝つ。
・音楽に合わせてノルのは意外と難しいから、日本で耐性をつけておくこと。
・アルコールを摂取したからといって、誰もがハイになれるわけではない。
・ファンシーさを加速させるアイテム(ネックレスetc)があった方がベター。
・自分が苦手なフィールドで戦う必要、執着する必要は無く、得意や好きを追求すること。

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