IELTSやTOEFLで高得点を取るために_Paraphrase(パラフレーズ)の重要性
どうも!
セイタです!!
北京大学修士課程で社会学を学んでいます。
自分は海外の大学院に在籍しているのですが、基本的に授業は中国語のため、英語をほとんど使いません。せいぜい参考文献として週に2,3本英語の論文を読む程度です。なので、英語があまりできません、、
ですが、将来のことを考えてIELTSの勉強、アカデミックな英語の勉強を始めております。自分がなぜ英語を勉強し始めたかは以下の記事に書いていますので、興味がある人はぜひ~
この記事ではIELTSやTOEFLなどの英語のテストにおけるパラフレーズの重要性について書いていきます。また、この記事とは別の記事で、パラフレーズをネイティブスピーカーがどのように捉えているかについて書いていきます。
そもそもパラフレーズって何?
パラフレーズ(Paraphrase)とは「同じ意味の言葉や文章を違う語句で言い換える」ことと言えます。
なぜこのような表現が重要視されるかというと、英語は同じ言葉や表現を繰り返し使うのを避ける言語だからです。英語ネイティブからすると、同じ言葉の繰り返しは稚拙な文章という印象があるみたいです。
同じ言葉を別の表現で使うことで、自分の語彙の豊富さを示したり、表現を豊かにしたり、相手にきちんと理解していることを伝えることができます。
IELTSテストと勉強法について
この章ではIELTSのテストにおいて、如何にパラフレーズが重要視されているかについて述べさせていただきます。
ちなみにIELTSとは以下のようなものになります。
自分はIELTSのテスト対策としてUdemyにて以下のオンライン講座を購入しました。セールで1,600円の時に買いました。
このコースはノンネイティブがIELTSで7以上のスコアを取ることを目的としえて開講しており、18万を超える受講生から4.5の高評価を受けております。
このコースを受講している中で先生が最も多用する言葉が「Paraphrase」です!!本当に何度もこの言葉を発しています。なぜかというと、IELTSの試験でパラフレーズが要求されるからにほかなりません。
リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4技能のすべてにおいて、高い水準でパラフレーズが要求されます。
IELTSのReadingにおけるパラフレーズ
ここでは、リーディングを例に説明させていただきます。
このコースにおいて、リーディングは以下のような手順で解くことが推奨されます。
質問文と本文を最終的にマッチさせる必要があるのですが、ほぼ確実にパラフレーズされた表現が使われます。
実際にIELTSのReadingの問題を例に説明させていただきます。
以下の穴埋め問題を見てください。
この質問文の空欄に当てはまるものを本文から探し出す必要があります。
本文を見ていくと、以下の文章に答えがありそうです。
まず、問題文の"The travel and tourism industry "を本文から見つけます。これが"Scan for the keywords"のフェイズになります。
そのあとで、"match sentences"のフェイズになります。どのようにマッチさせるかというと、穴埋め問題の場合は、空欄の前後の文章を見ます。今回は"major"という単語が空欄の前に来ています。
それにあてはまる単語を本文中から探すと、" number one ranked "という言葉が見つかりました。この言葉はまさしく"major"がパラフレーズされた言葉になります。なので、" number one ranked "の後にある"employer"がこの問題の答えになります。
今回はあえて簡単な単語を選出しましたが、これよりも難しい単語や表現がIELTSでは頻出します。なので、単語を覚える時は意味だけでなく、パラフレーズされた単語も合わせて覚えるという勉強法が推奨されています。
なぜこのようにパラフレーズが利用されるのかについてもコースの中で語られています。
つまるところ、IELTSというのはあくまでペーパーテストの一つであり、回答がある以上は、その根拠が必要となるからです。そのために、パラフレーズが利用されているといったところでしょうか。
リスニングセクションに関してもリーディングセクションと全く同じような使い方がされます。ただ一つ違うのが、使われるボキャブラリーのレベルが下がることです。
IELTSのWritingにおけるパラフレーズ
前章では、リーディングセクションにおけるパラフレーズの重要性について述べていきましたが、この章ライティングセクションに関して述べていきます。
ライティングセクションでまず求められるのが、質問文のパラフレーズです。回答のイントロダクションで質問文を言い換えて、自らの理解を示す必要があります。そこで質問文と同じ単語を使ってしまうと、自らのVoccaburaly rangeが狭いことを露呈してしまいます。なので、言い換えをする必要があります。
また、回答を書いているときも同じ単語を重複させてはなりません。最低でも同じパラグラフの中に同じ単語が二回出てきてはなりません。
ライティングセクションのタスク1はグラフや図形の読み取り問題なので、「増加する」「減少する」といった単語を何度も使う必要があるので、関連した単語を多く覚えておく必要があります。
例えば、「増加」に関連した動詞はこれくらいあります。
最低でも5つくらいはあった方がいいです。
また、すべて動詞で表現すると今度はグラマーのスコアが上がらないので、いろいろな文型で表現する必要があります。
フレーズでいえば、こんな感じです。
関連しそうな形容詞だけでもこれくらいあります。
「増加」という表現一つとってもこのように幅広い単語を覚える必要があるということです。なのでボキャブラリーが非常に重要です。それもただ意味が分かるだけでなく、文章の中で使えるレベルで理解する必要があります。
パラフレーズボックス
この章では、パラフレーズを効果的に勉強する方法について書いていきます。この方法も先ほどから何度も言及しているUdemyのコースで紹介されていた方法になります。
それが小見出しにもある通り、パラフレーズボックスという方法です。どのような方法かというと、以下のように、本文と質問文で使われたパラフレーズ表現をエクセルやスプレッドシートに記載していくという方法です。
とはいっても、すべての表現を記載していったらきりがありません。自分は以下の条件で表現を記載するかどうかを決めています。それは「パラフレーズ表現がわからないがために問題に解けなかった」ものという条件です。なので、前提条件として必ず、誤答が挙げられます。そのあとに、パラフレーズ表現への理解の不足を確認して、当てはまればここに記載していきます。
ただ記録するだけでも効果はありますが、より効率的に使用するために一定の頻度で見返す必要があります。それは各々のリズムがありますので、各自設定してください。
このように、記録していくことでボキャブラリーの増強とパラフレーズ表現への意識を鍛えることができます。
それでは、本記事は以上とさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
パラフレーズが如何に英語のテストで重要かが少しでも伝われば幸いです。
以下の記事では、IELTSやTOELTといったペーパーテストにとどまらないアカデミックな世界においてのパラフレーズの重要性についてネイティブの意見を参考に執筆しております。興味のある人はぜひご覧ください。
また、本記事のように英語学習に関しての記事を
下記のマガジンで今後も紹介していく予定です。
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