株式会社精神看護出版(公式)

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株式会社精神看護出版は、『月刊 精神科看護』など、精神医療看護福祉に関する雑誌・書籍を発刊しています。 このnoteでは、弊社コンテンツの一部や、編集者の取材記・日々の雑感・今後の企画のタネなんかを紹介いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。

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最近の記事

セルフアドボカシー(自己権利擁護)について「断る権利」を通じて学んでいきましょう(1/3)

連載にあたって(編集部) セルフアドボカシー。自己権利擁護。自分の権利を護ること(そしてそれを伝えること)。もしかすると「なんでそんなことが必要?」と思うかもしれません。でも「自分の権利」というものは、このせわしない社会のなかで、案外とないがしろにされやすいものです。あるいは「自分の権利」がないがしろにされていることに気づいていない、ということもあります。または、実は自分が、誰かにとっての「自分の権利」をないがしろにしてしまっている……、ということだってあるかもしれません。こ

    • 【精神看護出版関連研修会のご案内】「第4回 トラウマインフォームドケアを学ぶ」研修会 In Ishikawa

      「第4回 トラウマインフォームドケアを学ぶ」研修会 In Ishikawaが2024年7月20日(土)に金城大学看護学部(松任キャンパス)にて開催されます。この記事では主催者である金城大学看護学部学部長の一ノ山隆司先生、境美砂子先生、千英樹先生にこの研修会の見どころについて聞きました。 一ノ山 下記のプログラムスケジュールを見ていただくとわかるように、研修会は主にレッスン1からレッスン4までの構成となっています。これは川野雅資先生(心の相談室 荻窪・室長)が2018年に精神

      • 2024年7月最新号特集は「UP(統一プロトコル)」&「訪問看護のBCP」です

        2024年7月号も特集が2つ! 特集1 『感情症への診断横断的CBT「UP(統一プロトコル)」 UP(ユーピー)。感情症への診断を越えた治療のための統一プロトコル(Unified Protocol for Transdiagnostic Treatment of Emotional Disorders:UP)。UPは疾患に特化した認知行動療法と比べて,精神症状の改善に劣らない効果があり,QOLが改善することが示されている(Newbyら,2015)。今回の特集ではUPの全体

        • #002 メンタルヘルスに関するエビデンスレベルの高い論文を月イチでサクッと紹介。

          ①「たばこ辞めよか」思ってはる人必見やでコクランライブラリーっていうシステマティックレビューではもっとも有名なところから発表されてた電子タバコに関する88論文をレビューした研究やわ。要はめちゃ信頼性が高いっていうのが言いたいねん。 ニコチンパッチとかガムよりもニコチン入りの電子タバコのほうが禁煙率を高めるんやって。オッズ比2.2。何もせーへんときと比べて約2倍っちゅうこっちゃ。もちろん、ニコチン代替療法含めるとさらに禁煙率が高まるわ。ニコチン入ってない電子タバコはちょいと禁煙

        セルフアドボカシー(自己権利擁護)について「断る権利」を通じて学んでいきましょう(1/3)

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        • 学会・研修会のお知らせ
          1本
        • 編集部レポート
          1本
        • セルフアドボカシーってなんだろう?
          1本
        • 月刊『精神科看護』最新号情報
          3本
        • ちょこっとだけエビデンスに触れましょか?
          2本

        記事

          『月刊 精神科看護』2024年6月最新号は「歩くことのサポート」と「ギャンブル依存症」

          2024年6月号は特集が2つ! 特集1 『歩く』ことを支える意味と技術 冒頭「歩くこと」が人間の基本欲求の1つであること,つまり“快”であることをカンフォータブル・ケアの観点からあらためて確認しています。「歩くこと」が“快”であるとすれば,それを抑制するメッセージは(「危ないから立たないで!」など)は“不快”な刺激です。そしてご本人は「○○がしたい」と考えているが,歩行機能に障害があることでそれができないとき,作業療法士,あるいは介護従事者はどういった専門的な視点をもって

          『月刊 精神科看護』2024年6月最新号は「歩くことのサポート」と「ギャンブル依存症」

          #001 メンタルヘルスに関するエビデンスレベルの高い論文を月イチでサクッと紹介。

          ①やっぱり睡眠には運動がええんかな?ヨーロッパの成人約4400人を10年間調査したところ、週2回以上の頻度で、週に1時間以上運動してる人は、してへん人と比べて入眠困難や睡眠時間の減少などの不眠症の人が少なかったんやって。 性別、年齢、喫煙の有無、BMIなどは調整してるから、これらは関係ありまへん。 睡眠の評価がアンケートってのが課題ではあるけど、これまでの研究と違って長期間調査してるってのがこの研究の凄いとこやね。利用者さんで眠れへんって言うてはる人に、まずは運動ってのがええ

          #001 メンタルヘルスに関するエビデンスレベルの高い論文を月イチでサクッと紹介。

          『月刊 精神科看護』プレイバック#006

          2014年7月号にスタートした連載「看護に行き詰ったら,当事者に訊いてみよう」。特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボが発行する「こころの元気+」との共同企画でした。 もう10年前。企画のスタートは精神看護学の某先生が雑談のなかでふっと漏らした「結局は患者さんから教わることで、精神科看護師として成長するんだよ。そうやってお互いが一緒に成長していくんだよ」という言葉。 なるほどっていうことで、「看護師が当事者さんたちに日々の臨床や生活の悩みを投げかけて、応えてもら

          『月刊 精神科看護』プレイバック#006

          "カンフォータブル・ケア普及協会"がスタートしましたよ、みなさん

          カンフォータブル・ケア。 認知症の方と心地よい刺激(快刺激)を中心にかかわることで、認知症の方も、その方のケアを行う方も共に苦悩する心理・行動の障害を緩和し、穏やかでイキイキとした生活を取り戻すために有効なケア技術。 日本の認知症ケア現場で研鑽を重ね誕生した日本発の認知症ケアメソッド。 カンフォータブル・ケアを提唱したのは、会の代表理事の南 敦司氏。 南氏は言います。 「自分や自分の大切な家族が認知症になった時に受けたいケアはどんなケアか?」それがカンフォータブル・ケ

          "カンフォータブル・ケア普及協会"がスタートしましたよ、みなさん

          『月刊 精神科看護』        2024年5月最新号は「診療報酬」

          この度の診療報酬改定について触れつつ、「そもそも診療報酬ってなに? どんな仕組み?」という疑問にまでこたえる内容となっています。ぜひお買い求めください。 診療報酬から流れを読む2024(目次) 仕組みがわかる! 診療報酬の基本 ―これまでを知り,これからを考える 植村 亮さん(デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社 シニアマネジャー/医療経営士1級) 看護師の目線で診療報酬をとらえる ―地域から病院に何が求められているのか 齋藤雄一さん(公益財団法人浅香山病院 副看

          『月刊 精神科看護』        2024年5月最新号は「診療報酬」