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肩せなか缺盆の内引痛み息し難きは太淵の穴 - 養生やまと歌 012

仕事に集中していると、いつの間にか呼吸が浅くなり、脳が疲れたような感覚になることがあります。そんな時、深呼吸が手軽な回復法になりますが、この太淵を押すひと手間加えるだけで、より効率的な深呼吸ができます。

以下の手順でぜひお試しを。

【 太淵呼吸のやり方 】

1.姿勢を正して座り、軽く目を閉じる
2.最初に一回だけ深く息を吐く
3.左の太淵を圧迫したまま深呼吸7回
4.右の太淵を圧迫したまま深呼吸7回

ちなみに、この太淵というツボは、「手の太陰肺経」という、胸周りや、呼吸器と深く関わる経絡のツボになります。胸部の緊張が緩和されるので、深い呼吸がしやすくなるわけです。

何もせずに深呼吸した時と、太淵を押した時で比べてみると、その効果を実感できますよ。

※歌の中にある缺盆とは、鎖骨の上のくぼみの辺りのことを指します。

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養生やまと歌とは
和歌形式の養生書、食物本草書、経穴書から、養生のキホンが学べる100首を厳選し、イラストを付けてご紹介していきます。

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養生やまと歌凡例
凡例や参考文献は第一首目の下部に掲載されておりますので、以下のリンク先からご覧ください。
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