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2019年10月の記事一覧
スペイン巡礼2018回想記(8)トリニダード・デ・アレ〜サリキエギ
2018年5月13日。
トリニダード・デ・アレの古いアルベルゲを出て、パンプローナにむけて歩きだす。
本来の予定では、この日スビリから約22km歩いてパンプローナに泊まるはずだったのだが、スビリで宿にあぶれタクシーでスキップするはめになった私は、ちょろっと歩いただけで、朝のさわやかな時間帯のうちにパンプローナに到着した。
トリニダード・デ・アレに続き、パンプローナの街の入り口には古い石
スペイン巡礼2018回想記(9)サリキエギ〜プエンテ・ラ・レイナ
2018年5月14日。
快適そのもののサリキエギのアルベルゲとの別れを惜しみつつ、約13km先のプエンテ・ラ・レイナめざして歩きだした。
(泊まったアルベルゲの外観。バルと同じ建物内に併設されたアルベルゲとは別に離れのアルベルゲがあり、私が泊まったのは離れのほう。オススメです)
前日に限界を迎えた足腰は、激しく寝たにもかかわらず、たったひと晩では万全とはいえない状態だった。
そこで、こ
スペイン巡礼2018回想記(10)プエンテ・ラ・レイナ〜エステージャ
2018年5月15日。
プエンテ・ラ・レイナを出て、エステージャまで行く約22kmの行程。一日20〜30km歩くのがスペイン巡礼では一般的なので、ようやく身体が一般レベルに対応してきた。
荷物運搬サービス利用の楽さかげんに味をしめた私は、この日も大きいザックはさっさと預けてしまって歩きはじめた。
出発後、いったんアルベルゲから街に下りて、長年憧れだった橋に別れを告げる。インスタにコメント
スペイン巡礼2018回想記(11)エステージャ休憩日
2018年5月16日。
本日、歩かずにエステージャで一日観光。
まずは朝食。さすがは我らがアゴラ・ホステル様。
アルベルゲ(ホステル)にしてはなかなかの内容だ。「パンとコーヒーとジャムとバター」が関の山のスペイン巡礼中の朝食において、シリアル、ハム、サラミ、チーズ、オレンジジュース、リンゴ、パン・コン・トマテ(スペイン料理でパンにトマトを塗りつけたもの)用トマトペーストにオリーブオイル
スペイン巡礼2018回想記(12)エステージャ〜ロス・アルコス
2018年5月17日。
本日はエステージャを出てロス・アルコスまで行く22kmの道のりだ。
すばらしく快適なアゴラ・ホステル様との別れはつらいが、先に進む。
歩きだしたところで、前日の観光中は見落としていた、ユダヤ人街の印を発見。
ヘブライ語がモチーフになっていて、トレドやセゴビアでもユダヤ人街のある通りでこの印を見かけた。詳細はざっくり検索してみつからなかった(英語で検索すればわか
スペイン巡礼2018回想記(13)ロス・アルコス〜ログローニョ
2018年5月18日。
この日はロス・アルコスからログローニョまで27.8kmの行程。つまり、トレッキング経験のない人間がスペイン巡礼を始め、足腰ヨロヨロになったり回復したりしたのちに、初めて30km近い行程に挑戦することにした。
(ロス・アルコスの街も、写真を見直すとなかなかよい雰囲気)
なにせ30kmもあるのだから、朝は早めに出ようとか思っていた気がするのだが、いつもどおり呑気にして
スペイン巡礼2018回想記(14)ログローニョ〜アレサンコ
2018年5月19日。
この日は、前日の約30km歩行で疲れ、バスで28.9km先のナヘラまでスキップすると決めていた。
本当はナヘラに宿泊したかったのだが、Booking.comではその日泊まれる宿がみつからなかったと記憶している。ナヘラから10kmほど先の、少し巡礼路から逸れた街アレサンコでなんとか宿を予約することができた。
アレサンコは、巡礼路の軽量なガイドブックとして知られるJo
スペイン巡礼2018回想記(15)アレサンコ〜サント・ドミンゴ
2018年5月20日。
本日、アレサンコを出発して、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ(以下サント・ドミンゴ)への約17kmの短め行程。
本日の目的地サント・ドミンゴは、巡礼序盤の「一大お楽しみ」の街である。
出発地アレサンコは巡礼路から少し外れており、荷物運搬サービスの対象外ではあるが、ちょうど行程は短めだ。
久しぶりに自分のザックの重さ約12kgを感じながら、私はうきうきとアレサ
スペイン巡礼2018回想記(16)サント・ドミンゴ〜ベロラド
2018年5月21日。
私が「フランス人の道」を歩きはじめて2週間。おそらく、このころのことだろう。
日常の毒素を出し切るのに、だいたい2週間が必要で、1週間では足りなかったと、私は後日、元同僚と会ったときに話している。
しかし、巡礼中は毎日美しい風景を見ながらひたすら歩き、食事する場所を探し、足腰を休められる場所を探し、泊まる予定の宿を探し、洗濯室で壊れていない洗濯機を探し、清潔な状態
スペイン巡礼2018回想記(17)ベロラド〜ビジャフランカ
2018年5月22日。
この日は、わずか12km先の街が目的地だった。20km歩行に慣れてきた身としては、ずいぶんと楽ちんな行程だ。
というのは、目的地ビジャフランカ・モンテス・デ・オカ(以下ビジャフランカ)は、名前のとおり「オカの山越え」といわれる難所手前の街。例によってあまり体力に自信のない私は、ギリギリの体力で山越えなどしたくないので、そこでいったん泊まる計画を立てたのである。
(朝
スペイン巡礼2018回想記(18)ビジャフランカ〜アタプエルカ
2018年5月23日。
部屋の教会ビューを堪能しながら起床。
今日は「オカの山越え」だ。難所であることを踏まえて、目的地への距離も18kmと短めに設定した。
本日の目的地はアタプエルカ。そこで発見された考古学遺跡が世界遺産に登録されている。
近代好きの私としては考古学はあまり興味がないが、せっかく通りかかるのだから、少しのぞきみるぐらいはするつもりである。
快適なオテル・サン・ア