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納棺師のお志事

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納棺師である私がお志事で学んだこと、体験したこと。
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#天職だと感じた瞬間

日本とは違う死装束の考え方

日本とは違う死装束の考え方

納棺師のお志事での出来事。

皆さんは亡くなった時
どんな格好(死装束)で旅立ちたいですか?

日本では白い着物と呼ばれる白装束(経帷子)

最近では愛用した洋服に着せ替えることも多いです。
高齢の方は白装束で若い方は洋服の比率が高いです。

昨今ではエンディングドレスなどもあります。

ちなみに海外にも死装束はあります。

今回納棺させていただいた故人様は韓国人の女性でした。
しかも105歳とい

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突然居なくなっても生きていける?

突然居なくなっても生きていける?

先日あった納棺師のお志事での出来事。

40代前半男性、くも膜下出血で突然亡くなった故人様。

例の注射が国民に打たせるようになってから
血液系など血管が詰まって亡くなるケースが
非常に増えていることはご存知かな。

心不全も一時かなり居ました。(今も多いが)
突然死する事は当たり前の世の中にありつつある。

私が身近で感じる違和感です。

さて、本題です…

亡くなった故人様には奥さん、子ども3

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死期が近いていても、自死を選ぶ選択とは?

死期が近いていても、自死を選ぶ選択とは?

久しぶりに納棺師のお志事で感じた事を書きます。
※心苦しい事も書くので、嫌な気分になったらごめんなさい。

80代女性の湯灌、納棺を担当させていただいた。

事前に現場に来るまでに発注書が葬儀屋から来るんですが、死因が書いていない時が多々ある。

実際に現場に行った時
今日の故人様の死因。
「首吊り」と聞いた時ビックリ。

事前に発注書に"顔が赤いので化粧で隠して下さい"と要望がありました。

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