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家族がそれぞれ楽しく生きて「俺たち最高!」と叫ぶことこそ愛するひとへの責任と言われてそして。


今日はとても楽しみにしていたnoteイベントを視聴した。

Youtubeはこちら。


このイベントは本当に楽しみだった。それは私が現在マレーシアに住んで、日本に帰れない状態で、しかもマレーシアはロックダウンばかりで、母親が日本でひとり暮らし。同時に子供は受験生。親との生活、子供との生活について考えることが多かったから。家族の幸せとは、話を聞きたかった。


母親は現在は一人で生活している。とてもしっかりしていて毎日メールやLINEのやりとりをしている。料理もしっかりしてくれてる。同じ電鍋を送って一緒に料理をしたこともある。


私は母にいつも申し訳ないと思っている。本来ならそばにいてあげるべきなのに私は自分の家族の都合で外国にいる、しかもコロナ禍で移動も出来ない。親に実際に何もできない。本当に申し訳ないって思っていた時に


岸田さんはもっともっともっともっと大変だったことを日記で表明した。それが「もうあかんわ日記」だ。

もともと岸田さんの有料noteは購読していたんだけど、この日記は本当にハラハラしっぱなしだった。そして毎日読まずにはいられなかった。自分の生活も相当ハラハラだけど、こんな風に記録できないなあ、すごいなあって純粋に思った。そして同時に


「記録に残すことって人の役に立つ」


と驚かされた。もちろん書けないこともあっただろう。でも書き残すことで見えてきたこと、読み手が気づけたことがたくさんあったと思う。書くことの重要性を本当にしっかり教えてくれた。それから私は自分のロックダウン日記もちゃんと気持ちを書くようにした。人の苦労は蜜の味。とにかく記録してみよう!と開き直った。

基本的にこのロックダウン日記は「子供の登校が出来ない時(学校休暇含む)」に書いている。去年の3月あたりから最初のロックダウンが始まったわけだけど大体1年4ヶ月。延べ480日としてそのうちの310日以上が学校行ってないってねえ。。。(2021年6月30日現在)


このロックダウン日記を書いていたことで私は「もうあかんわ日記」に気持ちを深く深く投入できた。この「もうあかんわ日記」には本当に多くのことを教えてもらえた。だから本当に楽しみだった。


今回の配信ではお母様のひろ実さんと岸田さんのお話がメイン。お二人のお話を聞いていると本当に「お互いを良い距離感を持って認め合っておられる」関係を感じる。特にひろ実さんが岸田さんに娘としてというより人間としてとても尊敬の念を持って接しておられることにすごく共感を感じた。


私は東南アジア生活がもう8年目。しかし英語で話すことが本当に下手だ。なので子供に電話などの交渉ごとで助けてもらうことは多い。そして学校などでは私は「英語がスムーズに聞き取れない親」として息子を介して話すという形式が完成している。そう、私はこの国のこの環境において「普通の人ができることが本当に少ない人」なのだ。だから私は現在、子供に子供として接することより「助けてくれる尊敬できる別の人間」として接している。私は子供をとても尊敬している。子供がいないとできないことがいっぱいあるから。


ひろ実さんも岸田さんを本当に尊敬してるのではと想像しながらお話を聞いた。この尊敬の想いがひろ実さんからとても素直に溢れているところに私は本当に共感した。そう、親だから、子供だからとかではない。人間としての尊敬だ。


そして親子とはという話になった時に「家族に対する責任とは「それぞれ元気で生きること」」旨のお話をされていておおおっって思った。


私は親として、外国で生活するにおいて言葉が不自由で子供に本当に迷惑をかけている。子供ははずかしいだろうな。申し訳ないなっていつも思っていた。子供は私の発音を人前で笑ったことなどないのに。(それは彼の人格と彼を教育してくれた素晴らしい先生のおかげでもある)詳細はこちらに。


私はまともな発音で話せないことに「親としての責任を果たしていない」といつも後悔から入っていた。でも子供からしたらそんなことより、美味しいご飯を調理家電で作ったりケーキを焼いたり本を読みまくったりギャラリーに行ったりして「ひとりで楽しく過ごしてる私」こそが親として、家族としての責任を果たしてる事になっていたのか。


「責任を果たす」という言葉には2つの意味がある。

1)自らに課せられた義務や責務を終えること
2)与えられた任務や役割を最後までやり遂げること

一緒にいるでもなく、環境を与えるでもなく、教えるでもなく、なんでこれしてくれないの!これが出来ないの!と罵倒し合うことでもなく、私を認めて!と求め続けることでなく「自分自身で元気で過ごす」。これが家族と付き合っていくことにおいて最重要なことなのだ。


おおおおお。なんかすごく視界がひらけた感じがする。現在「無期限ロックダウン」というリアルディストピアにいる私はこの数日間ひどく落ち込む時間もあった。でもそれは責任を果たしていない。もっと買い物したり、本を読んだり、好きな動画をみたり、美味しいものを食べたりして元気にならねば!それが家族に対する責任なのだ!!!


そして同時に岸田さんの「死んだ後のジャンヌ・ダルク」のような悟り感に惚れてしまうやろと思うと同時に「この人壊れてしまわないか」っていう危なかっしさを感じながらこの配信を聞いていた。自分も窮地に追い込まれた時に何度も突進しまくった経験がある。同時に「よくまああの時死ななかったな」と思うことも多々ある。

なので岸田さんを見てるととても楽しい気持ちと同時に心配になる。この人、突然壊れてしまわないかって。この「悟り感」は追い詰められて追い詰められて「もう知らんわ!!やったる!!」と反撃の狼煙と共に突進した経験者しかわからんのだ。。(だから岸田さんの有料noteやサポートをちょくちょくしてしまう。ちゃんとお肉食べに行ってくれてなんかとても嬉しかった)


と思って聞いていたら最後に岸田さんがまるで私の思ってたことをみてたかのようなコメントをぶちこんできた。


「私のnoteを読んでくれる人、私の話に共感してくれてる人は、自分も同じような苦しさを体験したり、誰かのために愛を持って立ち向かった経験のある人。つまり私に共感できる時点で無茶苦茶いい人なんですよ」
「(私は)人に共感できて人を応援できる人の自己肯定感を上げることだけ考えているので「オレ達最強」って思って生きていってほしい」


😭😭😭


そしてまだ涙腺崩壊をたたみかける。

「いい人が損する社会は良くない。私がどうにかするんで」


「私がどうにかするんで」


😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭


そう、私たちは「悟りを開いた同志」なのだ。だからみんなで叫んでいいのだ。


「オレ達最高!」


#もうあかんわ  って言い合いながら生き抜こう。素直にそう思えた夜であった。明日も生き抜くぞ。


本当に心の支えになってるのでぜひこの本お手元に持つことオススメしたいです。息子の受験が終わって進路が決まって日本に帰るとき、この本を飛行機の中で読むつもり。絶対泣くだろうな。

紙がシワシワになったらもう1冊買うわ。

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