DAY 28 子どもと一緒にNZ 2024
(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)
WHEELS WEEK
ビーチに動物園に、週末を楽しんだ息子はもちろん・・・
ヤダヤダ!学校、行きたくない!
無理やり連れて行きました。
「あなたは大丈夫、大丈夫、大丈夫・・・」と呪文を言い聞かせて。
ヘルメット買ったしね!
今週は学校に自分の自転車やスクーター(キックボード?)を持って行って良い1週間、WHEELS WEEKなのです。
学校の駐車場に着くと、今日は大きな荷台のある車ばかり。
パパやママが車から次々と子どもたちのバイクやスクーターを下ろしています。
息子は持っていないので、事前に先生に相談をしておきました。
(結局あとからスクーターを買うことになるのだけど)
教室まで行ってみると、先生から「あれ、あれ!オレンジの。かっこいいでしょ?今週貸してあげるよー」とのこと。
息子はその自転車を確認すると、ニヤっとして、目を輝かせました。
教室まで走って行ってしまった。
一度も振り向かず。
え、さっきまでの「おかーさん、ココにいてよ!」は、どうなった?
これで少なくとも今週は学校行きたくないなんて言わないだろう。
今週みんなで学校内で乗りまくり、週の最後には、このバイクやスクーター、水泳、走る、トライアスロンみたいなチャレンジがあるらしいです。
というわけで無事に、学校から出てくることができました。
ふう。
GPに行ってみた
さて、ずっとTO DOリストに入っていた「GPに行ってみる」を実行する日がやってきました。GPとは、General Practitioner の略で、かかりつけ医のことらしいです。
何か病気になったときに行くために、あらかじめ登録が必要なのです。
日本では周りに歯医者、小児科、皮膚科、婦人科、眼科にもちろん総合病院。どこも行きたい放題(言葉の使い方に間違いがあると思う)。
料金や混み具合や色々な仕組みはちょっと違うかもしれないけれど、とにかく行きたいときに行きたい病院に行けました。
しかし、ここでは何かあったらどんな症状でもまずはこのGPに行くらしいです。
と言っても、友達もいない、知り合いもいない、住んだこともない、初めてのこの土地でどうやってGPを決めれば良いのかわからない。
場所によっては(いっぱいで)登録の受付さえしていないところもあるようだし、仕組みがさっぱりわからない。そこで息子の小学校の校長先生に聞いてみました。学校も家の近くなので、近いところを紹介してくれるということでした。
紹介してくれたところに行ってみました。さっぱりわからない仕組みの中に飛び込むって本当に勇気がいる。私にしてはかなりドキドキしていました。
が、結局この件は、2分で終わりました。
・我が家の場合、登録しなくてよい
・というか、2年以上のビザがない場合、登録さえできない
・緊急のときはいつでも来るがいい
・3時間は待たされるけどね
ということでした。
とにかく、「緊急事態には、待たされる覚悟をして、お金持っておいで」ということらしいです。
まぁ、仕方ない。でも安心しました。
登録していても待たされるのです。
緊急でも緊急じゃなくても待たされるのであれば、まず病気や怪我に気をつけるべし!
ということですね。
結局日本でもほとんど病院を利用したことがない我が家。緊急の時しか行かなかった。
そして、後から聞いたところによると、朝一番とか夜遅くとか比較的空いている時間はあるそうです。なので行きたかったらいつでもそういう時間を狙っていけば良いのです。
ちなみに、このGPはOPEN 7:00am-10:00pm.
ちょっと足を伸ばせば、OPEN 24hoursのところも。
お金さえあれば大丈夫!
ちょっとした風邪とか腹痛でも来れるけど、その後にレシートをインシュランスカンパニーに送れば良いとのこと。
了解!一件落着。
いつも思うけど、「知らない」という事実が一番自分を不安にさせる。
これで子どもたちに何かあった時は迷わずあそこに行けばいい。
こうして仕組みを知れば、何も怖いことはない。
お金さえあればね・・・
娘の授業準備
娘、あいかわらず学校の授業について行くのが大変で苦しんでいます。
そりゃ、まだ1ヶ月だし。
ファブリックの授業があり、自分で服を作るらしいです。
どうやら型紙を買っておいで、と言われたらしいです。
たぶん、この型紙番号のものを買っておいで、と言われたらしいです。
たぶん、このお店に売っているらしい、と聞き取ったようです。
そして行ってみたのはSPOT LIGHT というお店。
この数週間の暮らし立ち上げ準備中にもちろん、私は行ったことがありました。
インテリア雑貨から生地もクラフト用品も色々売っている楽しいお店。
しかし、何がなんだかわからない、泣きそうな娘と買い物嫌いで不機嫌な息子を連れてのお買い物。みんなイライラ。
型紙を探してもないので、お店の人に聞いてみる。
言われたところを見てみても、見つからない。
何度聞いても、「そんなのない」。
で、本当にこれって言われたの?
本当にここって言われたの?
聞いてしまってから後悔しました。
娘は授業中、先生の言っていることが分からなかったのです。
一生懸命聞いていたに違いないのに、
一生懸命聞いて、やっと聞き取ったのがこの番号で、このお店の名前だったのに。
確認しようにも、(たぶん)翌日までにそろえなくちゃいけない(かもしれない)という焦りがさらに娘を追い詰めていました。
意味がわからない、どうしたら良いかわからない。
やっぱり、「知らない」「何が起こっているのか分からない」という状況は、本当に人を不安にさせると思う。大きくなったとはいえ、高校生の娘にとってどんなに怖いだろう。
ひとまず今回は、「そういう時は、先生に直接メールで聞いてみよう」ということに。
文字なら読める。
なんでもASKしてみよう。
それを学べた1日でした。
買い物嫌いの息子のご機嫌もさらに悪く、娘も目的のものが見つからず(そもそもそれを揃えれば良いのかも分からず)あまりに可哀想だったので、もうお夕飯はショッピングモールで済ませちゃおう!
(という口実で、私がサボりたかった)
ついに息子は、学校、家の周り、公園、そしてショッピングモールでも裸足で歩くことを覚えてしまいました。
チャットで解約
ところで夜9時過ぎに思い出して、仮で契約していたBroadバンドの解約をメッセージ(チャット)しました。スマホのアプリから。契約は電話Onlyなのに、解約はチャットOK。ふーん。
明日返事があるかなと思ったらすぐに返ってきて、
「Hi! I am レイチェル」
なるほど。レイチェルというロボットかな?
返事が素早い。こんな遅くだからね。ロボットに決まってる。
・・・しかし、いろいろとやりとりをしていると、「ちょっと待ってね確認するから」とか、違う質問をしても、「そういう場合はきっとこうですね」など、すぐに人間的な返事をくれるのです。
ごめんなさい疑って。
最後に、Good night Seiko! と。
日本だったらかなり事務的なはずのやりとりが、まるで友達と夜にチャットしているような感覚。
夕方5時にショッピングモール内のお店は閉まる
でもスーパーは朝7時から夜10時までやっていて、便利
MidnightまでやっているKmartもある
そしてこんな夜に返事をくれるモバイル会社のレイチェル
時間については私の暮らしにとって便利なことばかり。聞いていたのとちょっと違う。
不思議だなぁ。
レイチェル、働いている場所がもしかしてNZじゃなくて、昼間の国なのかな?
いや、もしかしたらこのレイチェル。実はやっぱりロボットかも!!
完全にだまされているのかも。
ま、とにかく無事に解約できたから、こんなことはどうでも良いのでした。
そして、電話じゃなく文字で会話。
100%意味が通じる会話って、なんて素晴らしいのだろう。
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