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未来
輝くようなキャリアも、お金も、容姿端麗な恋人も友達もいらないけど、わたしなりに欲しいものがあるのです。未来で手に入れていたい生活と日常があるのです。
無理して無理して傷ついて、ズタボロの心を引っさげながら過ごしている高校時代。
これ以上がんばる力は無いけれど、行きたい大学は見つかったから、やりたい勉強と、過ごしたい生活は見つかったから、少しだけ未来に期待してもいいですか。
京都府立大学で文学の研究がしたい。
落ち着いた環境、雰囲気の中で勉学に励みたい。
狭くて古い部屋でいいから、全ての生活にカセットテープとレコードとcdと本を。
晴れの日は街にくりだして、雨の日には雫が跳ねる音をわたしだけのものにしたい。
休みの日には、京都の街をひとりフィルムカメラ構えて、練り歩いて、
目に映るもの全てを残したい。
随筆活動がしたい。
売れなくてもいいから、日常や旅の日記の代わりにエッセイを書きたい。
定期的に地元に帰って、家族の手料理が食べたい。
レコード屋や古本屋など趣味の知識を行かせる場所で働いて、趣味で充ちた生活をしたい。
大学卒業前には神戸、大阪、四国、呉、長崎、北陸の漁師村、東南アジアを巡る旅に出たい。
写真と言葉を添えた本を出したい。
旅で見つけた街で、一番気に入った所に住もう。
ああ、今の苦しみが未来の生活で報われていますように。
自分を大切にしてくれる人だけと関わって、自分を愛してくれる人とだけ過ごしたい。
そんな人たちをめいいっぱい愛したい。
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