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旅で一番重要なことは人に聞くこと

今日、通院のため久しぶりに電車に乗ったのですが、様子は1ヶ月前とは大いに異なり、車内は人との距離を保つことができる程ガラガラ。街を歩くと、周りに人が全くおらず、1人地球に取り残されたような気分になりました。

それはさておき、病院では必ずと言っていいほど待ち時間あるため、それを見越して本を持参したのですが、本を選ぶ際に、以前から読みたかった本たちのなかからピックアップしても良かったのですが(事実読みたい本のストックが溜まり放題です笑)、なんだかそんな気分になれなかったので、母親の書斎の本棚へ。以前から、母や祖母が読んでいた、もはや古本と呼んでもいい本を読むのが好きだったので、何かいい本はないかと探していると、「沢木耕太郎」の文字が。お!これだこれだ!と、本の題も見ずに無意識のうちに本をカバンへ入れていました。その名も『旅する力』

沢木さんの本を初めて呼んだのは、ちょうど一年前。稲垣吾郎さんが進行役を務めていた番組の最終回に沢木さんが出演されていたのですが、その番組で初めて沢木さんの存在を知りました。そこで紹介されていた本が『深夜特急』でした。猛烈に読みたいという衝動にかられ、放送の翌日、本屋さんへ。そして帰宅後、母親に買った本を見せると、

「え、その本、家にあるよ」

ガビーン(T_T)

ということで、我が家には深夜特急が2冊あるのですが、(前にも何度か買った本が家にあると知らず買ってきてしまったことアリ)ハードカバー2冊を物凄い勢いで読み終え、読み終えたときにはなんとも言えない達成感に満ち溢れていました。

えーーーー話を稲垣さんの番組に戻して、、、、番組内で沢木さんがものすごく私の心に響くことをおっしゃていました。それは、これから旅をする人にメッセージはありますか?と聞かれ、沢木さんはこう答えました。


旅で一番重要なことは人に聞くこと、尋ねること


その瞬間、私の中に稲妻が走りました!!!!!!

沢木さんが答えた内容にすごく共感・納得し、そこから私は沢木さんのファンとなったのです。

ヨーロッパのある国に1年ほど留学していた時、たくさんの国を旅行しました。インターネットが普及し、知りたい情報をすぐに調べることも可能ですが、現地の人の知恵ほど信じられるものはありません。そう思っていた私は、旅先でわからないことがあるとすぐに誰かに聞いていました。バス停の場所や、観光地までの手段、ときにはおすすめのレストランなども(笑)。日本に帰国して1年以上が経った今思うことは、あの時の自分はものすごい度胸があったのだなと。ですが振り返ってみると、知らない環境だからこそ大胆になれたのかもしれません。

兎にも角にも、世間から旅のバイブルと称された本を書いた人と同じ意見を持っていたことに驚いたと同時に、これからも知らない環境に身を置いてみたいと思ったのです。

そう思ったのはなぜか。それは、旅をしたことで、どんな困難にも立ち向かうことのできる力が身に付いたと自分自身感じているからです。特にヨーロッパでの一人旅では、何度も窮地に立たされました。その一つが、リスボンで帰りの夜行バスを逃した時です。あの時私は「一生ポルトガルで生活するんだーーーーー(T ^ T)」と、なっていました(それよりも帰る手段を探せよ、、って感じですが)。しかし、その時すでにポルトガルに恋をしていた私は、「ラッキー!もしかしたらあと2日ぐらい旅できんじゃん!」と、すぐに気持ちは切り替わり、ポルトガルを大いに満喫していました。


このように旅先でのトラブルはつきものです。本当に予想もしていなかったことが起こります。いくら下調べをしていたとは言え、思うようにはいかないことばかりです。しかし、そのハプニングでさえも楽しむぐらいの勢いで旅をすることで、その旅がより一層思い出深いものになる得ることもあります。(良い意味でも悪い意味でも笑)また、出会ってしまったトラブルを対処するために、人に尋ねコミュニケーションを取ることで、人との出会いがあるかもしれません。その人との出会いが旅の行方を大きく変えていくこともしばしば。


と、沢木さんの本を一年ぶりに読んだことで、急に沢木さんの言葉を思い出し、たくさん書いてしまいました。そして思ったことは、

はやく旅がしたい。

いつこの欲を叶えられるかは分かりませんが、とりあえず今は行きたいところ、行った先でやりたいこと、食べたいものをリスト化することを専念したいと思います。いやー本当に旅がしたいです!(2回目)


ここまで読んでくださりありがとうございます。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

Bon Voyage!




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