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年功序列は滅びよ

 人間は歳を重ねるだけでは成長しません。
 歳をとれば大人になるなんて勘違い。無為に人生を消費すれば肉体が衰えていくだけです。
 さらに、どんなに頑張って成長しても20代をピークに脳の機能は衰えます。脳の機能を「流動性能力」と「結晶性能力」に分けて考えると、流動性能力のピークを過ぎて衰えていったとしても、経験を積むことで結晶性能力が培われていくのだ、とする主張もありますが、それにしたって限界があります。
 アスリートのピーク年齢は10代後半から20代。頭脳的アスリートである棋士を考えても、やはりピークは20代から30代でしょう。

 私の抱く疑問は「なぜ老人が国を運営しているのか」ということです。
 一般企業でも精々60代で定年を迎えます。それが人間の頭脳の限界です。判断力や人生経験を踏まえても、組織のリーダーとしては40代〜50代程が限界で、以降は後進に道を譲り、新たな世代の育成に尽力すべきと考えます。
 老人たちがいつまでも権力の座にとどまり、若者たちを食い潰すからおかしなことになるのです。

 なぜ、変わらないのか。

 少子高齢化社会であることは理由の一端であると考えます。
 選挙に行くのが、老人たちだからです。
 衆愚政治とはこのことでしょう。

 人間は利己的な生き物です。

 老人に選ばれた老人の代表は、老人のための政治を行います。一部の特権階級に有利なこの国の仕組みを、野放しにして良いものか。私利私欲に溺れながら死期を控える人間に、未来の世代の事など考えられるはずもありません。

 腐敗しきった国を作り変えるには、政治と教育の問題にメスを入れなければなりません。国の用意したレールに乗っていれば安全に人生を送れるような時代は終わりました。
 私たち一人一人が自分の頭で考えなければ、いつまでも搾取される側のままです。

「悪法も法なり」?
 冗談じゃない。悪法は変えねばなりません。

「言うだけなら誰でもできる」?
 その通りです。
 しかし、言わなければ何も始まらない。


 無責任でしょうか。本当に?
「無責任な」マニフェストを掲げる者達と、どちらが罪深いことでしょう。

 国とは人です。
 国を動かすのは、私たちであるはずです。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方が社会の仕組みに気付き、能動的な人生を歩めますように。



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#エッセイ #滅 #年功序列 #衆愚政治



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