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8月15日の話

 終戦記念日、という言葉を祖父は嫌いました。

 大正に生まれ令和に他界した祖父は医業の傍ら執筆活動を続けていましたが、遺作となった出版物は自身の体験を基にした歴史小説でした。

 大東亜戦争という言葉にこだわった祖父の立場は右側に大きく寄っていたものの、それは大日本帝国の日常であったと想像します。

 善悪も正誤も立場や時代で変わります。

 今日は戦争が終わった日ではないことと、そして日本国憲法が極めて歪な成り立ちをしているという史実を、祖父に代わって記します。

『堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ
 以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス』
 


 玉音放送の意図を汲む人が現代日本にどれ程いるでしょう。政治的主張を構えるつもりはありませんが、西洋文化一辺倒の世界には疑問を抱きます。



 拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、太平の世を。



#大東亜戦争 #第二次世界大戦 #玉音放送
#大日本帝国 #日本国 #日本国憲法
#歴史問題を議論する気はありません不毛なので
#ただ社会の歪みが気になります

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