銀杏の葉 《詩》
「銀杏の葉」
夜の真ん中 桟橋の影
水面 さざなみ揺れる小舟
吐息ひとつ風に消え
言葉 言えずに立ち止まる
振り向く足音 時間を超えて
小さく震えたくるぶし
指先を添え
露地の細道 窓の無い部屋
ふたり静かに重ねた唇
銀杏並木が色を変え
はらはらと散る
涙
花びら
銀杏の葉
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「銀杏の葉」
夜の真ん中 桟橋の影
水面 さざなみ揺れる小舟
吐息ひとつ風に消え
言葉 言えずに立ち止まる
振り向く足音 時間を超えて
小さく震えたくるぶし
指先を添え
露地の細道 窓の無い部屋
ふたり静かに重ねた唇
銀杏並木が色を変え
はらはらと散る
涙
花びら
銀杏の葉
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