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オールドファッション 《詩》
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「オールドファッション」
発する事の出来無い言葉
文字にする事の無い想い
それはもはや
文字では無い想いでも無い
流れる水が傾斜を降る
決まってそれは
最短距離の道を行く
時には自らその道を創り出しながら
君はナイロンの光沢で包まれた脚を
何度か組み替えていた
僕は尖ったピンヒールの先を見てた
彼女はいつも自分が
1番綺麗に映る鏡を探していた
僕は特に何も集めてはいないよ
フレンチクルーラーよりも
オールドファッションを
選ぶタイプだ
ただひとつだけ
探しているものがある
想像で描いた天体図
架空の星でも構わない
まばらに不規則に光る
ある種の模様の様に
輝いて見える 綺麗だ
あのナイロンの光沢の様に
僕はまだハイヒールの靴音を
覚えている ハッキリと
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